岩波文庫
大阪の宿

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  • サイズ 文庫判/ページ数 263p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003111024
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

荷風主幹の「三田文学」にロマン派の作家として登場した滝太郎(1887‐1940)は,またサラリーマンでもあった.正義派で鋭い批判精神と暖かい心情をもった主人公三田は作者自身であり,きっすいのリベラリストのもっともよき典型といわれている.友人の田原,芸者のうわばみなど多彩の人物を配し,大正末期の大阪の風俗が生きいきと写し出されている.解説=平松幹夫

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

讃壽鐵朗

2
こんな小説が、岩波文庫に収められているのが理解できない2014/09/14

Hironobu

1
大正時代の小説で、当時はめっさ人気があったらしい。表題のとおり『大阪の宿』が舞台で、慣れない大阪弁と旧字体で少々読むのに苦労したが、会社勤めをしながら小説を書いている三田公を中心に、楽しい登場人物の人間模様が面白い。水上滝太郎さんの違う作品も読んでみたい。2016/08/24

newridersjp

1
うわばみ姐さんがいい。2015/02/15

おっかー

1
大正14年のもの。筆者は三田文、荷風の門下で、耽美派に列されることもある。「川」の描写とか、確かに荷風と被るものはあるけど、もっともっと大衆的。単純におもしろくて、ブンガクテキニハドウタラとか考えなくても読める。キャラすごく立ってるから、現代のラノベとかにも通じるのかな。でも人間をめぐる悲喜こもごもは結局ちゃんと解決していないし、なんか最後イイハナシダナーになってるし、挙句主人公は東京戻っちゃうし、「過去は水に流す」、「旅の恥は掻き捨て」っていう考え方がしっくりくる。そこにあるのは無常観で、すごく日本的だ2012/03/25

alpha_ralpha

1
まず読みやすさにびっくり。大正時代の大阪に浸りたい方、敷居はそうとうに低いですよ!うわばみ姐さんも最高!

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