内容説明
子規の生涯(「評伝 正岡子規」)を書いた柴田宵曲(1897‐1966)は、ついで子規とその門人との交渉を「子規居士の周囲」に纏めた。さらに「周囲」に採り上げなかった八家に及んだ「明治俳壇の人々」も併載。
目次
1 子規居士の周囲(子規居士の周囲;内藤鳴雪;愚庵;陸羯南;夏目漱石;五百木飄亭)
2 明治俳壇の人々(数藤五城;阪本四方太;今成無事庵;新海非風;吉野左衛門;佐藤紅緑;末永戯道;福田把栗)
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大臣ぐサン
1
著者の柴田宵曲は明治生まれの俳人。著者は正岡子規に傾倒したが、実際には子規には会っておらず、子規没後の門人になる。本書は正岡子規の交友録といえる内容になっているが、正岡子規の周辺から明治の俳会の様子が伺える。漱石との大学時代の交流や漱石留学後の所管のやり取りなどはしみじみと物悲しい。2021/02/11
eckhart88
0
俳句とおかしみ、人物評伝としての面白さ。鈴木虎雄などは漢文の註にときどきある名前としか知らなかったが、心引かれるところが多い。写生文に興味が出た。
gkmond
0
著者のほかの作品と較べるとあまり合わなかった。感想https://gkmond.blogspot.com/2019/04/blog-post_29.html2019/04/29
慶多楼
0
柴田ファンとしては新刊が出るのが嬉しい。俳句甲子園のティーネイジャーの中にも、読んでるコ、いるかな?2018/08/09