出版社内容情報
仏教の開祖・釈迦の生涯を,人間愛を唱えた文豪が伝記小説にまとめた.人を超えた人への尊崇の思いと共に,一言一句に同じ人間としての釈迦への篤い共感が、全篇に溢れる.真摯さと共にユーモアも感じさせる名文から、人として記憶に刻んでおきたい人類の至宝の生涯が分かり易く丁寧に語られる.(解説=石井公成)
内容説明
仏教の開祖・釈迦の生涯を、人間愛を唱えた文豪が描く。生きることに苦悩し、仏陀となって教団を率いるようになった後も、難問に悩まされながら、人々を思いやりつつ生きた人間釈迦への尊崇の念と篤い共感が全篇に溢れる。武者小路実篤の伝記小説の名作であり、近代日本における代表的な釈迦伝である。