出版社内容情報
ササラを摺りつつ語る大道・門付けの乞食芸として行われた説経節。今に伝わる演目から、後世の文学・芸能に特に大きな影響を与えた五作品を編む。語りの文体は臨場感に満ち、〈病〉を得た俊徳丸をかつぎ歩く乙姫、冥途から蘇った小栗判官を乗せた土車を引く照手姫など、力強い女主人公たちのすがたは印象深い。
内容説明
かつて大道の語り芸として行われた説経節。今に伝わる演目から、後世の文学・芸能に特に大きな影響を与えた五作品を編む。語りの文体は臨場感に満ち、“病”を得た俊徳丸をかつぎ歩く乙姫、冥途から蘇った小栗判官を土車に乗せて引く照手姫など、力強い女主人公たちのすがたは印象深い。「山椒太夫」「愛護の若」「隅田川」の三篇も収録。