出版社内容情報
江戸時代に大きく花開いた日本の漢詩の世界。二百六十年余の間に活躍した詩人から百五十人・三百二十首を選び、およそ生年順に配列、詩人小伝や丁寧な語注と共に編む決定版アンソロジー。上巻は幕初の藤原惺窩に始まり江戸中期まで、林羅山、新井白石、祇園南海、荻生徂徠、伊藤仁斎、菅茶山らの詩を収録する。(全二冊)
内容説明
江戸時代に大きく花開いた日本の漢詩の世界。二百六十年余の間に書かれた詩から詩人百五十人・三百二十首を選び、小伝や丁寧な語注と共に編む。上巻は幕初の藤原惺窩に始まり中期まで、林羅山、新井白石、祇園南海、荻生徂徠、伊藤仁斎、菅茶山らの詩を収録。
目次
幕初期(慶長‐貞享期頃)(藤原惺窩;伊達政宗;林羅山 ほか)
前期(元禄‐宝暦期頃)(新井白石;室鳩巣;井上通女 ほか)
中期(明和‐寛政期頃)(江村北海;龍草廬;野村東皐 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やいっち
60
下巻のほうは先に読んだので、一か月余りを費やして、これで上下巻を通読したことになる。白文は眺めるだけで、読み下し文を眺めただけだが、それでも、結構楽しめた。2022/06/09
しゅてふぁん
46
通勤電車でコツコツ読んで半年かかって読了。巻頭は定家の子孫の藤原惺窩。伊達政宗、徳川光圀、新井白石といった歴史の教科書に出てくる名前がチラホラと出てきて楽しい。日本の漢詩は『懐風藻』と平安時代の漢詩選(12世紀頃まで)を読んだことがあるだで何となく遠い存在だったけど、江戸時代の漢詩には良く知る地名が出てきたり、生活の様子が想像できて親近感を覚えた。2022/05/22
small_akuto
0
『江戸漢詩の情景』が面白かったからその作者が選んだ江戸漢詩選も読んでみた。時代も近く日本人の漢詩ということもあり、身近に感じられる作品も多く、楽しめた。気に入った漢詩を夜にノートに写す作業も楽しく、気分転換になった。下はどうしようかなぁ また気が向いたら読んでもいいか2023/07/24