出版社内容情報
「助六所縁江戸桜」は,花川戸の助六と三浦屋の遊女揚巻との情話を主題とする戯曲で,今日市川家の家の芸として伝承されている歌舞伎十八番「助六」の台本である.武士と町人の差別を認めぬ吉原で横道なる強者を取りひしぎ,しかも仇討の念願を遂げるという助六の任侠的精神は,実に江戸300年の民心を象徴したものである.
内容説明
満開の桜に彩られた吉原を舞台に、江戸きっての伊達男花川戸の助六、実は曽我五郎が繰り広げる恋と仇討ち。歌舞伎十八番の一。
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- 和書
- 英訳日本名僧列伝