出版社内容情報
「忍ぶの惣太」(「都鳥廓白波」みやこどりながれのしらなみ)「縮屋新助」(「八幡祭小望月賑」はちまんまつりよみやのにぎはひ)ともに黙阿弥(1816‐1893)が小団次のために執筆した世話狂言である.新助が嘘から出たまことで美代吉への愛に溺れてゆくのも自然であるし,愛想尽かしをされてからの懊悩,殺害にいたる径路等も十分の恒久性をもつものである.
「忍ぶの惣太」(「都鳥廓白波」みやこどりながれのしらなみ)「縮屋新助」(「八幡祭小望月賑」はちまんまつりよみやのにぎはひ)ともに黙阿弥(1816‐1893)が小団次のために執筆した世話狂言である.新助が嘘から出たまことで美代吉への愛に溺れてゆくのも自然であるし,愛想尽かしをされてからの懊悩,殺害にいたる径路等も十分の恒久性をもつものである.