岩波文庫<br> 加賀鳶

岩波文庫
加賀鳶

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  • サイズ 文庫判/ページ数 222p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784003026359
  • NDC分類 912.5
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「加賀鳶」(「盲長屋梅加賀鳶」めくらながやうめがかがとび)は明治19年明治座の前身千歳座に書きおろされた.時に作者黙阿弥は71歳の高齢であった.この作は作者の晩年に書いた世話狂言の代表作であり,また5代目菊五郎のために彼にぴったりした役を当てはめて書いた世話狂言中著名のものである.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

絶間之助

0
最近、歌舞伎で黙阿弥ものがよく掛かるので、積読になっていた加賀鳶を読みました。ストーリーは他愛もないですが、それを廻る江戸の鳶の心意気、ちょっとドス黒い人間の悪性が描かれているのが面白い。伊勢屋に強請りに行く場面はセリフが七五調で心地良く、嫌らしいセリフでも華麗な言葉飾りが綺麗で、二代目松緑のセリフが聞こえてくるようでした。物語の大半は間男疑惑なのですが、「世間へ顔を売り少しは人に知られただけ、立派にしにやあ口が利けねえ」という辺り、俠客風な気風、見栄っ張りがよく描かれていました。今は言わないでしょうね。2016/01/21

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