出版社内容情報
能の「安宅（あたか）」に取材したもっとも古典的な歌舞伎十八番もののひとつ．加うるに十八番「勧進帳」の先駆的脚本「御摂勧進帳（ごひいきかんじんちょう）」の初演台帳による忠実な翻刻をも併せ載せる．「御摂勧進帳」は義経奥州下りの安宅関の条に松風村雨の説話を加味したもので，構想華麗，顔見世狂言として典型的な作品である．
感想・レビュー
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NAO
58
元禄１５年初演「御攝（ごひいき）勧進帳」（６幕）と、天保１１年初演「勧進帳（歌舞伎十八番）」、解説つき。６幕ものの二幕目は、福井の気比神宮が舞台。安宅関は三幕目。二作品の大きな違いは山伏問答だろうか。それと、「勧進帳（歌舞伎十八番）」の方が、能「安宅」の雰囲気がより濃く出ている。最後の解説で能「安宅」との比較もされており、なかなか興味深かった。2018/02/11
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- 和書
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