アジア遊学<br> ユーラシアのなかの宇宙樹・生命の樹の文化史

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アジア遊学
ユーラシアのなかの宇宙樹・生命の樹の文化史

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  • サイズ A5判/ページ数 325p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784585226949
  • NDC分類 163.1
  • Cコード C1339

出版社内容情報

聖樹を核とするユーラシアの文化回廊を描く北欧エッダのユグドラシル、シベリアやモンゴルにおけるシャマンの樹木信仰、中国の『山海経』にみえる建木、諏訪大社の御柱や東日本大震災を生き抜いた奇跡の一本松…。
世界の中心軸としての宇宙樹(世界樹)の観念や豊穣・再生を象徴する生命の樹の思想は、時代・地域・民族によりさまざまな名称で呼ばれ、神話や儀礼、芸術、文学のなかでシンボル化され、人々の心に根付いてきた。
古代から現代に至る宇宙樹・生命の樹の思想と精神文化、そのベースとなる樹木崇拝・巨木信仰の諸相を、ユーラシア北方から日本への文化伝播に焦点を当てながら、民俗・考古・歴史・神話・文学など多角的な視点から掘り起こす。

目次

序論 山口博

? ユーラシアのなかの宇宙樹・生命の樹
よみがえる生命の樹 山口博
生命の樹の思想 山口博
ユーラシア草原文化と樹木 林俊雄
世界樹・生命の樹・シャマンの樹 荻原眞子
モンゴルの樹木信仰 新巴雅爾
中国少数民族ホジェン族の叙事詩に謡われる「神の樹」 于暁飛
樹木の生命力と時間の想像 劉暁峰
「月中の桂」の正体をめぐる一考察 項青
「日代の宮」の百枝槻 辰巳和弘
『うつほ物語』・『源氏物語』の大樹―「死と再生」の物語 正道寺康子
中世小説(お伽草子)における樹木の諸相―四方四季の庭園の樹木、聖樹、宇宙樹、並びに擬人化された樹木 勝俣隆
生命のない庭の生命の樹 千田稔

? ベースとしての巨樹信仰とその変容
巨樹と樹神―〈環境文学〉の道程 小峯和明
巨樹から生まれしものの神話―御柱の深層へ 北條勝貴
樹木と昔話 マツ村裕子(*「マツ」は「木+船の右」)
巨木と仙薬が奏でる物語―『うつほ』の物語、あるいは陶酔と幻想の「胡笳の調べ」 上原作和
「花の詩学」と「樹の詩学」(試論) 長谷川弘基
「ワークワークの樹」のはるかなる旅―『千一夜物語』から『西遊記』まで 長谷川亮一
近世随筆に見る樹木奇談―樹が動くとき― 碁石雅利
漱石文学と隠喩としての植物―『門』を中心に― 李哲権
泉鏡花、魂のゆくえの物語 兵藤裕己

あとがき 正道寺康子

山口博[ヤマグチヒロシ]
監修

正道寺康子[ショウドウジヤスコ]
編集

内容説明

北欧エッダのユグドラシル、シベリアやモンゴルにおけるシャーマンの樹木信仰、中国の『山海経』にみえる建木、諏訪大社の御柱や東日本大震災を生き抜いた奇跡の一本松…。世界の中心軸としての宇宙樹(世界樹)の観念や豊穣・再生を象徴する生命の樹の思想は、時代・地域・民族によりさまざまな名称で呼ばれ、神話や儀礼、芸術、文学のなかでシンボル化され、人々の心に根付いてきた。古代から現代に至る宇宙樹・生命の樹の思想と精神文化、そのベースとなる樹木崇拝・巨木信仰の諸相を、ユーラシア北方から日本への文化伝播に焦点を当てながら、民俗・考古・歴史・神話・文学など多角的な視点から掘り起こす。

目次

1 ユーラシアのなかの宇宙樹・生命の樹(よみがえる生命の樹―生命の樹考現学;生命の樹の思想;ユーラシア草原文化と樹木;世界樹・生命の樹・シャマンの樹;モンゴルの樹木信仰 ほか)
2 ベースとしての巨樹信仰とその変容(巨樹と樹神―“環境文学”の道程;巨樹から生まれしものの神話―御柱の深層へ;樹木と昔話;巨木と仙薬が奏でる物語―『うつほ』の物語、あるいは陶酔と幻想の「胡茄の調べ」;「花の詩学」と「樹の詩学」(試論) ほか)