出版社内容情報
表題は「睡りを醒まして笑う」の意味で,落語家の祖,安楽庵策伝(一五五四―一六四二)和尚が説教用に編集し,京都所司代に献呈した戦国笑話の集大成.八巻,千三十余の笑話を収めた質量ともに一級の笑話集で,説話研究上の好資料でもある.また,近代の落語に多くの材料を提供した最古の咄本としても高く評価されている.
感想・レビュー
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gibbelin
1
「この話のどこがおもしろいかというと」的な解説は要るよね。2014/11/20
Οὖτις
0
昔読んだ本を記録として。 眠りを覚まし笑ふとの意 著者は戦国から江戸初期にかけて存命した浄土宗の坊さん 高僧である 記録魔であったことは間違いない 椿マニアでもあったらしい 記録魔が一生をかけて何の得にもならない笑い話を収集し生涯の副産物と成したのがこの「醒睡笑」である 簡潔に感想を言うならば あまりにもくだらなさすぎて辟易し本を閉じること何十回 何十回も閉じたということは開いているということだ。 2015/06/17