出版社内容情報
無住(1226‐1312)の著した説話集10巻.弘安2年に書きはじめられた.元来通俗を旨とした信仰勧化の書であるが,八宗綱要的に諸教の大意を理解させるところが巧みで,効果は完全に遂げられている.その点の魅力がまた,沙石集を弘く流布させた.著者は勧化の実際的効果を期している一方,いかにもその話そのものを楽しんでいるのである.
感想・レビュー
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