出版社内容情報
天竺(インド)部は,釈迦の生涯からイソップを髣髴させる動物説話.震旦(中国)部は,中国への仏教の伝来に始まり,項羽と劉邦,玄宗と楊貴妃など古来なじみの話や荘子・孔子らのエピソード.本文章版『今昔』全4冊完結.
内容説明
インド・中国の説話を収める。天竺(インド)部は、釈迦の生涯からイソップを髣髴させる動物説話群。震旦(中国)部は、中国への仏教の伝来に始まり、秦の始皇帝の治世、項羽と劉邦の鴻門の会、玄宗と楊貴妃など古来なじみの話や荘子・孔子らのエピソード。
目次
天竺
天竺付仏後
天竺付仏前
震旦付仏法
震旦付孝養
震旦付国史
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
syaori
44
自分は本朝部から読みましたが、本来は天竺・震旦部が先。ただ本朝部を先に読んだことで、釈尊が生まれたインドから中国へ仏法が伝来し、日本へという全体の流れがよく分かりました。解説にもあるように天竺・震旦とは当時の日本人にとって全世界。つまりこの巻は世界の物語を集めたもので、当時の人は読みながら想像力をたくましくしたのではないでしょうか。もちろん今読んでも、釈尊の弟子たちの神通力、羅刹女の血の滴る僧迦羅国(スリランカ)の建国譚などどれも不思議で魅力的で、その想像力に訴える力は強く存在しているように感じました。2018/01/22
perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇵🇸🇾🇪🇱🇧🇨🇺
1
仏法部でない方が面白い話が多い。2011/05/17
KBS
1
やっぱり説話らしい仏前の話が好き2012/06/19
見代
1
天竺部からまさかの千年変態民族っぷりの発揮に動揺した楽しいなー!まったく念頭になかったけど動物関係の話も多くてホクホク2012/04/04
コウ
1
このシリーズは他と比べて、とにかく読みやすいですね。これは大事なことです。★★★★★2008/06/27




