出版社内容情報
世界経済フォーラムが公表する男女平等度の指標で、日本はG7最下位、世界でも最低レベルが続く。根本原因を地域から探り、底上げできないか――。フォーラムに準じた手法で、47都道府県ごとに分析し、政治、経済、教育、行政の4分野で強みや課題を可視化した。データや現場取材から誰もが生きやすい社会へのヒントを示す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
15
データから読む 都道府県別ジェンダー・ギャップ──あなたのまちの男女平等度は?。共同通信社会部ジェンダー取材班の著書。日本はジェンダーイクオリティ後進国。日本はジェンダーイクオリティがまるで浸透していない世界的にも恥ずかしい国。それでも都会のほうがジェンダーイクオリティが少しは浸透している。地方ほどジェンダーイクオリティがまるで浸透していない。地方から若い女性が出ていくのも当然のこと。ジェンダーイクオリティを少しでも良くするには地方から変えないと駄目。2025/04/20
フリウリ
5
図書館新刊コーナーから。世界の(OECD?)平均と比べているので、レーダーチャートはどの自治体も等しくいびつな凧形で、つまり、女性の政治家が極端に少ない、ということでした。いまだに政治家に女性は不要、と考えているヤカラが多いということなのでしょうね……。男女の4年制大学への進学割合とか、都道府県ごとに不思議な発見があっておもしろかったです。72024/08/29
Aby
3
タイトルの通り「都道府県別ジェンダーギャップ」.ただし,指標は日本の現状に合わせて,世界経済フォーラムのとは異なっている.たとえば,教育は大学進学率の男女差などで,広島県が1位だが,ここでも女子生徒は県外進学率が低いなど,格差が(ごにょごにょ)2025/02/15
きょん
2
司書さんのお薦め本。ジェンダーギャップ指数で世界で大いに遅れをと取っている日本。世界経済フォーラムが2006年に公表を始めた時には、G7でもフランスイタリアとどっこいどっこいだった。各国がクゥォーター制などを導入し改善していったのに対して日本はずっと足踏みを続けたため、順位はどんどん下がってきてついに125位あたり。全体としてギャップが大きいのではあるが、それでも東京にいるのでは見えてこないギャップが存在していることに驚かされた。例えば4年制大学進学率。東京は70%を超えているが、女子の進学率が30%台が2025/04/11
takao
2
ふむ2024/09/12