岩波ブックレット<br> 現場から考える国語教育が危ない!―「実用重視」と「読解力」

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岩波ブックレット
現場から考える国語教育が危ない!―「実用重視」と「読解力」

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  • サイズ A5判/ページ数 80p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784002710921
  • NDC分類 375.84
  • Cコード C0336

出版社内容情報

変化する社会の中で生きていくのに必要な力を付けるための教育改革は、国語教育に何をもたらしたのか? 「PISA型学力」にも合致した基本方針である新たな学習指導要領が「文学観が狭い」「実用性の偏重」と批判されてから数年が経ち、現場はどうなったのか。中学、高校、大学で幅広い実地経験をもつ教育者二人が問題提起。

内容説明

変化する社会の中で生きていくのに必要な力を付けるための教育改革は、国語教育に何をもたらしたのか?「PISA型学力」にも合致した基本方針である新たな学習指導要領が「文学観が狭い」「実用性の偏重」と批判されてから数年が経ち、現場はどうなったのか。中学、高校、大学で幅広い指導経験をもつ二人が国語教育改革のために問題提起。

目次

第1章 「PISA型学力」と国語
第2章 教える側の対応
第3章 「実用文教育」の実践例―大学の教室から
第4章 文学作品の「論理」―高校の教室での実践例

著者等紹介

村上慎一[ムラカミシンイチ]
1960年生まれ、愛知県出身。大府市立中学校、愛知県立岡崎高等学校等で長年にわたり国語を教えた。2021年より名古屋外国語大学教授。修士(教育学)

伊藤氏貴[イトウウジタカ]
1968年生まれ、千葉県出身。明治大学文学部教授、文芸評論家。博士(芸術学)。中学・高校の教壇に立ち、予備校では現代文を教え、模試・教材開発に携わった。中学・高校の教科書編集も経験してきた。2014年に始まった高校生直木賞の企画者でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とある内科医

18
図書館より、ざっと読み。文学的な文章でも、論理的な文章でもない実用的な文章の、国語教育における取り扱いについて。著者らの問題意識は伝わってきたが、支持派の意見や学生側の意見はいかに。2024/06/25

Aby

6
「国語」の教育がどういう構造になっているのかを,そもそも知らない.……が,第3章「実用文教育」の実践例で大学での「履歴書が書けるようにする授業」が興味深かった.どの実用文でも,相手が誰で,何を理解して欲しいのかを読み取った上で書く.一人よがりにならないためにも,読む力が要求される.それにしても,大学の半期15コマを使ってやることではなかろうに……2024/06/20

ozean-schloss

1
2022年以降の新課程国語で高校国語教育が様変わりし、その問題点を簡潔に述べたブックレット。新課程国語に詳しくない方には平易な情報源となると思われるが、旧課程までの高校国語が文学鑑賞重視、実用的読み書き能力軽視だったという認識に部分同意しながらも軽視した提言が多い。 新課程の内容に詳しくない方にとっては、現状把握の意味で悪い本ではない。 ただし、本書の内容を鵜呑みにするよりは新課程に追随するほうがマシ、そう思わざるを得ない内容。なので、本書を読みこむ場合はくれぐれも注意されたい。2024/05/29

oko

0
文章を書くのがうまいとか、話すのがうまいとか、短い言葉でもなかなかの表現力でうまいこと伝えられるとか、みんなそれぞれの日本語力を持っているから、別に、そのうちのどれが一番秀でていて、それが劣っているなんて優劣はつけなくていいけど、でも、ヒトは、言語で交流していて、どこを見ても言語だらけの世界で暮らしているのだから、書けなくても読み取れなくちゃまずいぞ、ってとこはたくさんあって、実際、読み取れる人はわりと書けるんだな、って面もあり… とにかく、塾講師としては、国語力が全科目に影響してしまうことは知っている2024/07/30

二郎

0
漠然と思っていたことを、整理してくださっていたので、分かりやすかった。国語教育を考える時に現場の声を無視して、学習指導要領が考えられてるように思えてならない。  そして、新しいと言われてることは、現場のやる気のある先生ならすでにしていることばかりではないかと思う。  現場の声に耳を傾けて、授業作りができる時間を確保することが、文科省のすべきことであり、そこに気づいてくれるのはいつのことやらと思ってしまいます。2024/07/04

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