出版社内容情報
「この写真は反戦の「旗」だ」。ロシアのウクライナ侵攻で改めて注目された「決定的瞬間」を切り取った写真がある。1972年6月8日、ベトナム戦争のさなか、黒煙を背に必死で駆けてくる少女の写真は、反戦運動の大きなうねりにつながった。それがゆえに送らざるを得なかった激動の生涯とは? 交流厚い記者が描き出す。
内容説明
ロシアのウクライナ侵攻で改めて注目された、「決定的瞬間」を切り取った写真がある。1972年6月8日、ベトナム戦争のさなか、黒煙を背に裸で必死に駆けてくる少女の写真は、反戦運動の大きなうねりにつながった。それがゆえに送らざるを得なかった激動の生涯とは?交流厚い記者が描き出す。
目次
第1章 「ナパーム弾の少女」はなぜ母国を逃れたか
第2章 自由への扉を開ける―カナダへの脱出
第3章 米国での思いがけない展開
著者等紹介
藤えりか[トウエリカ]
1970年生まれ、京都府出身。朝日新聞記者。同志社大学法学部政治学科卒業。93年朝日新聞社に入社。水戸出局、東京や名古屋の経済部、国際報道部などを経てデジタル企画報道部。2011~14年にロサンゼルス支局長を務め、移民・難民やマイノリティ、ハリウッド事情、テック業界や米国・ラテンアメリカの大統領選などを取材。初の単著『なぜメリル・ストリープはトランプに噛みつき、オリバー・ストーンは期待するのか ハリウッドからアメリカが見える』(幻冬舎新書)が話題をよんだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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みさと
4
ベトナム戦争のさなか、黒煙を背に裸で必死に逃げる「ナパーム弾の少女」キム・フック。瀕死の重傷を負いつつ九死に一生を得た彼女が歩んだその後の人生。火傷の後遺症からくる発熱や頭痛、汗をかけないことから来る熱中症の危険など肉体の苦しみに加え、共産体制に支配された祖国で反米プロパガンダの広告塔として利用され続け、監視され続け、自由を奪われる心の苦しみ。彼女が遂に亡命を決意してカナダに脱出したいきさつと、遂に米国でゆるしと和解を説く。写真の撮影者ニック・ウトとの心温まる交流、戦火に苦しむこどもたちのため活動する今。2023/10/24
takao
2
ふむ2024/09/14
tecchan
0
ナパーム弾に服を焼かれ裸で泣き叫びながら走ってくるベトナムの少女の写真は、史上有名な写真のひとつ。少女がどのような苦難を経て、カナダに住み還暦を迎えるまでになったかの物語。2022.7、その写真が刷り込まれた飛行機とともに、ウクライナ難民を迎えにポーランドに降り立つ場面は感動的。今も、世界各地で戦争被害を受ける子供達は数知れない。本書の最後で筆者にこの写真はフェイクではないのかと語る我が国の官僚がいたとの言葉に愕然。2024/11/25
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