岩波ブックレット<br> 被害者家族と加害者家族 死刑をめぐる対話

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被害者家族と加害者家族 死刑をめぐる対話

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  • サイズ A5判/ページ数 72p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784002710822
  • NDC分類 326.41
  • Cコード C0336

出版社内容情報

弟を殺害した死刑囚と面会し対話を続けた原田氏。オウム真理教・教祖の娘として大学への入学拒否など社会から排除されてきた松本氏。立場が異なりながらも、事件に巻き込まれ差別や孤立を強いられてきた二人の対話から見える、この国の形とは。被害者を置き去りにしながら加害者への憎悪を煽り、死刑を存置する社会を問う。

内容説明

弟を殺害した死刑囚と面会し対話を続けてきた原田氏。オウム真理教・教祖の娘だったため、大学への入学拒否など社会から排除されてきた松本氏。立場が異なりながらも、事件に巻き込まれ差別や孤立を強いられてきた二人の対話から見える、この国の形とは。被害者を置き去りにしながら加害者への憎悪を煽り、死刑を存置する社会を問う。

目次

1 社会から消される私たち―被害者家族と加害者家族、それぞれの孤独(二〇一八年二月、東京)
2 死刑がある国の命の重さ(二〇二二年七月、大分)

著者等紹介

原田正治[ハラダマサハル]
1947年愛知県生まれ。1983年、「半田保険金殺人事件」で末弟を殺害された。事件後10年目、加害者である長谷川敏彦死刑囚と、被害者遺族として面会。以後、彼の死刑停止および面会継続を求める活動を開始した。死刑制度に関心を寄せながら、犯罪被害者・加害者双方の支援や講演活動などを行っている

松本麗華[マツモトリカ]
1983年、松本智津夫の三女として生まれ、後に父親はオウム真理教の教祖となる。95年の麻原教祖逮捕後は、教団唯一の「正大師」として様々な問題に巻き込まれたが、16歳の時に教団から離れた。現在は執筆のほか、「こころの暖和室 あかつき」などでカウンセラーとして活動。文教大学臨床心理学科卒。日本産業カウンセラー協会所属

長塚洋[ナガツカヨウ]
映像ディレクター、映画監督。10代から小型映画を制作し、早稲田大学文学研究科(修士課程)で映画学を学ぶ。その後テレビ業界へ進み、事件事故報道に多く従事。オウム事件の報道にも関わる。後年はテレビや映画、さらに近年はウェブなどの場で、人間と社会の在り方を問うドキュメンタリーを発表してきた。映画『望むのは死刑ですか オウム“大執行”と私』(2022年)でThe Awareness Film Festival(ロサンゼルス)のMerit Award of Award of Awareness(気づきの功労賞)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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chanvesa

22
原田さんが指摘する加害者に対して憎しみを持つ一般人を「その人たちは、皆高みの見物なんですよ。だから好きなことを言える。責任がないから好きなことを言う。」(58頁)という言葉は重い。松本さんの「今、私にすごいバッシングしてきてる方々は、どこか社会に満足できてないから、私にぶつけている側面もあるのではないかと感じるんです。」(61頁)の冷静に分析と、彼女がカウンセラーとして活動していることをすごいと思う。難しい問題であり、結論は簡単に出ない。そのことを誰しもが心に留める必要がある。2024/07/13

てくてく

6
置き去りにされてしまっている被害者家族および加害者家族について、弟を殺害された原田氏とサリン事件の首謀者とされる教団トップの娘である松本氏の対談。父親の死刑執行をはさんだ2度の対談であることもあって松本氏の辛い状況が発言から伝わる。原田氏の「一般の人が勝手に自分の頭の中で被害者像を作り上げている。加害者像というものも作り上げている。加害者は完全悪、被害者は善だと。」といった発言などに説得力があった。2023/12/13

takao

2
ふむ2024/09/14

イガラシ

2
弟が殺害されたことで被害者家族となった原田氏と、オウム真理教教祖の娘だったために加害者家族となった松本氏の対談。被害者、加害者ともに置き去りにされてしまうという現実があるという。圧倒的多数派の「部外者」が双方を崖から突き落としているのかもしれない。被害者家族である原田氏が死刑に反対だというのも興味深い。2023/09/09

ほやほーや

1
どんな人も同じ命の重さのある人間だということ 私達が勝手に加害者像・被害者像を作っているかもしれないこと2024/09/15

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