出版社内容情報
国や地方自治体など公的機関が作成した公文書を、誰もが手に入れ活用できる(パブリック・アクセス)の権利を保障した米国「情報自由法」。日米地位協定の強固な壁を越えて、在日米軍基地の環境汚染をはじめ画期的な調査報道を続けてきたジャーナリストが、自身の体験を例に効果的な使用法をガイドする。請求レターのテンプレートなど付録も充実。
内容説明
専門家でもジャーナリストでも、米国人である必要もなく、誰もが米国政府の文書にアクセスする「情報自由法」。アメリカは日本で何をしているのか?米軍の犯罪は隠蔽されていないか?地位協定をはじめとする機密性の壁に覆われた日米関係が、情報自由法を使って解明できる!申請書や経過確認、不服申立てに必要な英文サンプルレターも収録。
目次
はじめに―なぜ「情報の自由」は重要なのか
1章 情報自由法(FOIA)の歴史
2章 FOIAの請求方法
3章 事例研究で学ぶFOIA その1 米海兵隊員の新任研修
4章 事例研究で学ぶFOIA その2 CIAの日本での活動
5章 事例研究で学ぶFOIA その3 米軍による環境破壊の隠蔽工作
6章 事例研究で学ぶFOIA その4 在日米軍の犯罪―日米地位協定の壁の向こう側を調査する
7章 事例研究で学ぶFOIA その5 私と日本のメディア、そして日本の当局に対する攻撃
おわりに―「情報の自由」と日本
著者等紹介
ミッチェル,ジョン[ミッチェル,ジョン] [Mitchell,Jon]
1974年生。調査報道ジャーナリスト、沖縄タイムス特約通信員。明治学院大学国際平和研究所研究員、東京工業大学非常勤講師。日本外国特派員協会「報道の自由・報道功労賞」Freedom of Press Lifetime Achievement Award、米国環境ジャーナリスト協会出版賞受賞
阿部小涼[アベコスズ]
琉球大学人文社会学部国際法政学科教授。国際社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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