出版社内容情報
かつて陸軍歩兵第七十連隊が置かれ、戦争の拡大とともに硅石とマンガンの鉱山で栄えた丹波篠山。その歩みは近代日本の縮図そのものだった。しかし、鉱山で働いていた朝鮮人たちのことは、なぜか公的な記録に残されていない。新聞記事や鉱山跡、慰霊碑、民族学校の資料などの調査から、見失われた彼らの足跡を掘り起こす。
内容説明
かつて陸軍歩兵第七十連隊が置かれ、戦争の拡大とともに硅石とマンガンの鉱山で栄えた丹波篠山。その歩みは近代日本の縮図そのものだった。しかし、鉱山で働いていた朝鮮人たちのことは、なぜか公的な記録には残されず、戦後はまちのひとびとの記憶からも消えていった。新聞記事や鉱山跡、慰霊碑、民族学校の資料などから、見失われた在日コリアンの足跡を掘り起こす。
目次
第1章 日本の近代と丹波篠山の歩み
第2章 丹波篠山の鉱山と在日コリアン
第3章 丹波篠山における在日コリアンの戦後―民族学校から民族学級へ
著者等紹介
細見和之[ホソミカズユキ]
1962年兵庫県丹波篠山市生まれ。京都大学大学院教授、詩人。「銘板設置の会」メンバー
松原薫[マツバラカオル]
1949年兵庫県宝塚市生まれ。「丹波・篠山自主夜間中学」代表。「銘板設置の会」メンバー
川西なを恵[カワニシナオエ]
1948年和歌山県西牟婁郡生まれ。「銘板設置の会」メンバー。元篠山市人権・同和教育研究協議会事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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