岩波ブックレット<br> 永遠の化学物質(フォーエバー・ケミカル) 水のPFAS汚染

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永遠の化学物質(フォーエバー・ケミカル) 水のPFAS汚染

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  • サイズ A5判/ページ数 88p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784002710303
  • NDC分類 437.8
  • Cコード C0336

出版社内容情報

こげつかないフライパン、撥水スプレー、消化剤など、生活の身近で便利に使われてきた有機フッ素化合物(PFAS)。近年、自然界でほぼ分解されず人体や環境に残留することがわかり「永遠の化学物質」と呼ばれている。発がん性が疑われる2種が使用禁止となったが、日本にはまだ基準値もない。日本の水の安全を追う。

内容説明

何千年も分解されず、発がん性が疑われるPFAS(有機フッ素化合物)。米軍基地や工場から流出し、沖縄、東京、大阪はじめ日本の水を汚染している。焦げつかないフライパン、撥水スプレー、食品包装紙、便利な生活用品にひそむ健康被害の罠。

目次

第1章 PFAS、その起源と用途
第2章 暴かれた秘密、そして廃絶へ
第3章 PFASは地球を汚す
第4章 日本におけるPFOA/PFOSの汚染
第5章 沖縄におけるPFAS汚染
第6章 PFASがむしばむ健康―安全な水は得られるか
第7章 日本は何を、どうなすべきか―PFASから身を守るために

著者等紹介

ミッチェル,ジョン[ミッチェル,ジョン] [Mitchell,Jon]
1974年生。調査報道ジャーナリスト、沖縄タイムス特約通信員。明治学院大学国際平和研究所研究員、東京工業大学非常勤講師。2015年日本外国特派員協会「報道の自由・報道功労賞」Freedom of Press Lifetime Achievement Award受賞

小泉昭夫[コイズミアキオ]
1952年生。京都大学医学研究科名誉教授。京都保健会の社会健康医学福祉研究所長。専門は環境と疾病。78年東北大学医学部卒業。Dow Chemical、カリフォルニア大学、秋田大学医学部教授をへて2000年京都大学医学研究科教授、18年退職し現職。生体試料バンクの設立で06年度環境賞優秀賞、08年度日本衛生学会賞、糖尿病及びモヤモヤ病の遺伝子発見で17年度日本医師会医学賞。難病支援で自身らが見出した疾患「小児四肢疼痛発作症」の創薬ベンチャーの科学技術顧問も務める

島袋夏子[シマブクロナツコ]
1974年生。琉球朝日放送記者、早稲田大学総合研究機構次世代ジャーナリズム・メディア研究所招聘研究員。2014年度『裂かれる海~辺野古 動き出した基地建設~』で第52回ギャラクシー賞テレビ部門大賞、16年『枯れ葉剤を浴びた島2~ドラム缶が語る終わらない戦争~』で日本民間放送連盟賞テレビ報道番組部門最優秀賞、17年度石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞公共奉仕部門奨励賞など

阿部小涼[アベコスズ]
琉球大学人文社会学部国際法政学科教授。国際社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マイケル

12
深刻な健康被害につながる恐れのあるPFAS。危険性に気付いていたが、商売に都合が悪い情報として隠蔽してきた企業(※デュポンと3M)。アメリカなどと比較して遅れている日本のPFAS対策。何もしないで放置。米軍基地から流出したPFAS泡消火剤。特に沖縄での飲料水汚染。基地内は調査することもできないという沖縄米軍基地問題。人間の都合で地球を汚染してはいけない。本書はこの問題点の入門に最適。テフロンが原爆開発のマンハッタン計画とつながっていたとは。2024/11/18

Sumiyuki

6
容易に分解されないため、たとえ人体から排出されたとしても、摂食等を通じて人体に再び蓄積される。PFOA,PFOSは明確に人体に影響があるため、すでに規制された。上記2種類を含むPFAS類に対し、新たな規制がはじまろうとしている。PFOA,PFOAを除くPFAS類が示す危険性について、知りたい。出生体重の減少、幼児のワクチン免疫獲得を阻害の他。あんま危険じゃないけど、何かあったらまずいからとりあえず全部規制しちゃおう、って感じかしら。2023/07/02

belier

5
内分泌攪乱物質の中でいま一番深刻で、ニュースにもなっているPFAS。焦げつかないフライパン、包装紙など数多くの製品に使われている。多くの病気の原因になることは指摘されているが、不確実性も存在し政府はそこにあぐらをかいて問題を放置してきた。特に米軍基地周辺で、消火剤に使われているPFASが地下水で検出されている。米国国内とは別の基準で使用されているということだ。これも沖縄米軍基地の問題の一つ。しかし全国的に多少の汚染はあるのだ。不確実性は問題がないのではないと思う。水俣病が当初そうだったように。2023/02/01

Rui

3
BIG ISSUEの記事で初めて知ったPFAS問題。傷のあるフライパンや炊飯釜を使わない方が良いのかな、という現実的な心配からとりあえず読みやすそうなブックレットを手に取った。そしてその汚染の深刻さ、日本での規制の圧倒的な遅れにびっくりしたし、こんな問題がほとんど報じられないことに驚いている。フライパンや炊飯釜は買い換えれば良いけれど、水や土壌の汚染は避けようがない。そして、買い換えれば良いと思った調理用品を埋め立てゴミに出して良いのか⁈誰か教えて欲しい!『Dark Water』の日本公開が待たれる。2021/03/21

K

2
PFASという言葉は初めて目にした。 各給水供給地の値を公開しているが、軍が関連する地域は他と比べて高い値だった。 水は貴重な資源だと改めて感じる。2024/11/14

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