岩波ブックレット<br> 加害者家族を支援する―支援の網の目からこぼれる人々

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加害者家族を支援する―支援の網の目からこぼれる人々

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  • サイズ A5判/ページ数 72p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784002710273
  • NDC分類 326.56
  • Cコード C0336

出版社内容情報

軽微な犯罪から重大事件まで、被害者と加害者が生まれる狭間で、時にバッシングの矢面に立ち、助けもなく放置される「加害者家族」。家族ゆえに連帯責任を問われることも多い。支援団体を設立し10年になる著者が、豊富な実例に基づき、かれらの置かれる苦境やプライバシー問題など、海外との比較を踏まえ、支援の必要性を訴える。

内容説明

軽犯罪から重大事件まで、被害者と加害者が生まれる狭間でバッシングの矢面に立ち、助けもなく放置される「加害者家族」。支援団体を設立し10年以上の経験を有する著者が、豊富な実例にもとづき、危機的状況への介入や集いの場の提供など、支援の必要性を訴える。

目次

1 加害者家族が経験すること(事例から考える支援のあり方;加害者家族の仕事への影響 ほか)
2 加害者家族と刑事司法(加害者家族と冤罪;事情聴取への向き合い方 ほか)
3 加害者家族とメディア(報道被害の実態;微罪報道の曖昧な基準 ほか)
4 加害者家族の現状と支援に向けて(加害者家族支援の誕生と発展;加害者家族支援の国際比較 ほか)

著者等紹介

阿部恭子[アベキョウコ]
1977年生まれ。NPO法人World Open Heart理事長。東北大学大学院法学研究科博士課程前期修了(法学修士)。2008年大学院在学中に、犯罪加害者家族を対象とした同支援組織を設立(2011年にNPO法人格取得)。これまで、重大事件から微罪までさまざまな状況にある全国の加害者家族1800件以上への支援経験をもつ。加害者家族の現状と支援への理解を求めるため、講演活動やメディアでの情報発信を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ニッポニア

47
犯罪に巻き込まれた被害者側に対する支援も厚いとは言えないが、家族が犯罪を起こしショックを受けている加害者側はないばかりでなく、メディア、社会から攻撃される。そのままバラバラになった家族も多く、新たな犯罪が発生することも。以下メモ。犯罪者にするために育てたわけではない。父親が性犯罪者になり、リストカットを繰り返すようになった娘。子供への事件の告知をどうするか。家族信仰が強い日本、更生の支えになるためには事件の背景を丁寧に見なければならない。支援の編みの目からこぼれ落ちる人々。2023/03/05

mana

29
今まで支援の対象とされてこなかった加害者家族。逮捕の前後で報道が過熱し、残酷なまでのメディアスクラムに苦しむ。家族として責任を求められることも多く、別人格であるはずの家族も追い詰められることになる。結果として自殺に至ることも。事件の裏に、家族による虐待などの問題が隠れていることもあるが、だからといって、単純に家族までもが悪になるわけではない。複雑な構図をもっと広めてほしい。そして、報道の立場が、もっと中立的で、視聴者の好奇心を無意味に煽ることがないようになってほしい。2022/04/22

ゆう。

28
日本は加害者家族に対して、とても厳しい世間体がある。罪を犯した人に対して更生支援より罰(厳罰)を求める世論が強いだけでなく、加害者家族に対しても責任を求める。その背景には差別的な認識もあるのだろう。社会的に加害者家族を包摂する寛容さが必要だと思った。2020/07/08

ネギっ子gen

13
加害者家族は、身内から犯罪者を出したことが判明した以降、社会的制裁を受けることになる。失職したり地域から排除され、長い間、正義を振りかざす人々から理不尽な差別や嫌がらせにあい人権も奪われる。そこで著者は言う。<人は少なからず過ちを犯します。一瞬の気の緩みや軽率な行動が重大な被害を生じさせることもあります。自分がいくら慎重な行動を心掛けていようとも、家族の加害行為を止めることは不可能です。加害者家族とは、実は非常に身近で起きている問題であり、家族に属するすべての人が潜在的に背負っているリスクなのです>と。⇒2020/07/05

まさや

12
アメリカでは犯罪加害者の母親に励ましの手紙がダンボールいっぱいに届くそうです。 カルチャーショックを受けますね。2021/03/18

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