出版社内容情報
米海兵隊普天間基地移転に伴う辺野古新基地建設の現行案日米政府合意から14年、トランプ大統領の登場や米朝対話など、いま北東アジアの安全保障環境は確実に変動している。国連の軍縮アジェンダと連動し、軍事拠点からの脱却を目指す。基調講演に、技術面や環境など、さまざまな観点からの知力を集結して「辺野古の不可能性」を論じる。
内容説明
辺野古新基地建設の日米政府合意から14年、トランプ大統領の登場や米朝対話など、日本を取り巻く安全保障環境は確実に変動している。今こそ「軍事の要石」から「軍縮の要石」へ、沖縄が国連の「軍縮アジェンダ」を推進する拠点となるべきだ。さらに技術面や環境面など、さまざまな観点からの知力を集結して「辺野古の不可能性」を論じる。
目次
基調講演 「軍事の要石」からの脱却を求めて―米中対立の狭間の沖縄
報告1 軟弱地盤問題の意味するところ
報告2 環境問題でつながる沖縄と世界 成果と課題
報告3 海洋保護区と米軍基地―ディエゴガルシアを事例に
報告4 トランプのアメリカ―朝鮮半島と日米関係をめぐって
著者等紹介
豊下楢彦[トヨシタナラヒコ]
元関西学院大学教授。国際政治論・外交史
北上田毅[キタウエダツヨシ]
元土木技術者。沖縄平和市民連絡会。高江ヘリパッド建設反対運動・辺野古新基地建設反対運動等に参加
吉川秀樹[ヨシカワヒデキ]
文化・応用人類学。沖縄生物多様性ネットワーク事務局長、ジュゴン保護キャンペーンセンター国際担当
大城尚子[オオシロショウコ]
沖縄国際大学沖縄環境研究所研究支援助手、同大学非常勤講師
豊田祐基子[トヨダユキコ]
共同通信社特別報道室次長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。