出版社内容情報
異文化社会のリアルな歴史像を描き出す方法を求めて、著者は長年メキシコの先住民の村に通い続け、伝統と近代のはざまで揺れる人々の語りに耳を傾けてきた。村での様々な出会いと気づきに加え、愛娘の早すぎる死、自身の臨死体験を重ねて、〈いのち〉の原点から世界をみつめる境地に至る半生の歩みを、軽やかにして味わい深い筆致で綴るエッセイ。
内容説明
異文化社会のリアルな歴史像を描き出す方法を求めて、著者はメキシコのインディオの村に通い続け、伝統と近代のはざまで揺れる人々の語りに耳を傾けてきた。村での様々な出会いと気づき、さらに愛娘の闘病や自身の臨死体験を通して、“いのち”の原点から世界をみつめる、心に響くエッセイ。
目次
はじめに―問われる「表側の常識」
1 レンズのこちら側・あちら側
2 インディオの村で考える
3 “いのち”みつめて
4 激変の村
5 聞き取りと歴史叙述
6 残された時間
結びに―“いのち”からすべてを
著者等紹介
清水透[シミズトオル]
1943年生まれ。東京外国語大学大学院修士課程修了。メキシコ大学院大学エル・コレヒオ・デ・メヒコ歴史学博士課程修了。東京外国語大学、獨協大学、フェリス女学院大学を経て、慶應義塾大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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