出版社内容情報
イラクで人道支援活動を続ける著者が戦争のリアルな実態を伝え,「平和憲法」を本当に活かす道を問う.
内容説明
「平和憲法」を掲げながらも、紛争地への自衛隊派遣や国内での軍事化が進行し、戦争に加担する国へと変貌しつつある日本。それでも、国際社会で起きている戦争は他人事でよいのだろうか。イラク戦争以後、暴力の連鎖が続く現地で人道支援活動を続ける著者が、自らの体験をもとに、戦争のリアルな実態を伝え、平和を築くために何をすべきなのかを問う。何度も絶望に突き落とされながらも、希望への道を探る熱いメッセージ。
目次
第1章 暴力の連鎖がイラクに残したもの
第2章 私がイラク支援を続ける理由
第3章 イラクから見る日本
終章 イラク戦争を知らない世代の皆さんへ
著者等紹介
高遠菜穂子[タカトオナホコ]
フリーランスエイドワーカー。1970年、北海道生まれ。大学卒業後、会社員を経て地元で飲食店経営に携わる。2000年にインドの「マザーテレサの家」で、01年からタイ、カンボジアのエイズホスピスでボランティア活動に専念。03年5月からイラクでの活動を開始。主に病院や避難民への緊急支援、医療支援などを行う。04年4月にイラク・ファルージャで「自衛隊の撤退」を要求する現地武装勢力により拘束。解放後、日本国内で「自己責任」バッシングを受ける。現在もイラク人道・医療支援活動を継続中。「イホネット=イラクホープネットワーク」呼びかけ人、「イラク戦争の検証を求めるネットワーク」呼びかけ人、「九条の会」世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ちえ
crane155
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