岩波ブックレット<br> ベアテ・シロタと日本国憲法―父と娘の物語

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ベアテ・シロタと日本国憲法―父と娘の物語

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  • サイズ A5判/ページ数 71p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784002708898
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0336

内容説明

憲法に男女平等を書き込んだベアテ。その父は日本に西洋音楽を伝えた世界的なピアニストだった。理想主義と人間への信頼に生きた父娘の稀有な生涯。

目次

第1部(父、レオ―日本の音楽家を育てた天才ピアニスト;娘、ベアテ―男女平等を日本国憲法に書き込む;アメリカ帰国後のベアテ―アジア文化の紹介者として)
第2部(思い起こされる日々―ベアテへのインタビュー;ベアテ最後の日々(ニコル・ゴードン))

著者等紹介

アジミ,ナスリーン[アジミ,ナスリーン] [Azimi,Nassrine]
1959年イラン生まれ(スイス国籍)。ジュネーブ高等国際問題研究所修士(国際関係)、ジュネーブ大学建築学部修士(都市研究学)。国連訓練調査研究所(UNITAR)特別上級顧問、および、グリーン・レガシー・ヒロシマ・イニシアティブ共同創設者

ワッセルマン,ミッシェル[ワッセルマン,ミッシェル] [Wasserman,Michel]
1948年パリ生まれ。フランス文学高等教育教授資格およびパリ大学東洋学博士号(歌舞伎研究)。東京藝術大学の客員教授などを経て、1986~94年、関西日仏学館館長。1994年より立命館大学国際関係学部教授

小泉直子[コイズミナオコ]
1956年生まれ。京都大学文学部米文学科卒。舟入高等学校英語教論、広島修道大学非常勤講師などを経て、現在、フリーの通訳・翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

20
深い理想主義(4頁)。ベアテは妊産婦の権利や、学齢期の児童が医療や歯科・眼科の治療を受ける権利まで、広範囲に草案に盛り込んだ(33頁下段)。女性の権利の担当だったと。日本人は新憲法の根幹をなす普遍的人権と民主主義の原則を望んでいた(35頁下段)。この原則を曲げるものはいかなる改変もいけないと思える。写真のベアテ氏は才色兼備に思える。農山村からすると、嫁の人権というのが憲法で保障されない限り、イエの犠牲になってきた経緯がある。アジア文化尊重あれば、米国人も朝鮮、ヴェトナム、アフガン、イラクは回避できたかも?2014/03/07

シュシュ

11
日本国憲法草案作成に関わったベアテさんは「私には日本人の女性の友人が大勢いました。彼女たちは明治憲法の下では何の権利もありませんでした。」といっている。憲法の第24条は、そういう思いで作られたのだ。マッカーサーは戦後、新憲法は日本政府に作らせたかったが、日本からの案は明治憲法とほとんど変わらないため、アメリカ側で草案を作った。『1945年のクリスマス』のベアテさんをもう一度感じることができた。2014/02/08

がんぞ

8
占領とは日本の女をレイプする事。いまもレイプは続いている。ベアテはユダヤ人。父は音楽家で、日本に在住していたからベアテは日本語を話せた(占領期、通訳として重用された)が、太平洋戦争勃発時ベアテは米国に。父母は外国人として監視下に置かれ軽井沢に軟禁されたが終戦時、居宅は空襲で焼かれていたから東京にいたら戦災死しただろう。ユダヤ人が日本で生存の権利があったことに感謝しない傲慢。「日本の女性には一切の権利がなかった」と妄言。憲法に“婚姻の自由”を入れたと誇るが、尻赤猿アメリカ合衆国は婦人&黒人参政権を実施未完全2015/05/31

ぼけみあん@ARIA6人娘さんが好き

6
日本国憲法作成に関わったGHQ民政委員だった彼女や音楽家だった彼女の父親の伝記的な内容。彼女のことは昔ドキュメンタリー番組で知ったのだが、その後の生涯に関しては知らなかった。女性の権利を憲法に盛り込むことに尽力したことで彼女のことを蛇蝎の如く嫌う人も一部にはいるらしいが、本書を読めばそれが誤解であることがよく分かる。その人柄を少しでも知れば、リベラルではあっても決してお高くなく、異国の文化に対する敬意を失わない謙虚さを身に付けた人物であったことが伝わってくる。小冊子ながら中身が濃い。2015/01/15

YUTAKA T

5
ベアテ・シロタ・ゴードンという22歳の西洋人女性、日本で10年間の経験があるので流暢な日本語を話し日本の事情にも精通しているこの女性が日本国憲法の制定に加わったことが、日本にとって祝福になったと感じます。彼女の努力がなければ日本は今の日本よりも閉鎖的で男尊女卑のひどい国になっていたでしょう。ベアテ・シロタ・ゴードン氏に感謝です。また日本政府が太平洋戦争末期に外国人を軽井沢に強制移住させていたことは初めて知りました。冬の軽井沢は燃料も食料も不足していてつらいです。これには謝罪と補償が必要だと思いました。2023/06/28

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