岩波ブックレット
キャッシュ・フォー・ワーク―震災復興の新しいしくみ

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  • サイズ A5判/ページ数 87p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784002708171
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0336

出版社内容情報

被災者に仕事と収入を確保し,生きがいを見いだせる生活を守るためには何が必要なのか? 被災地のために本当に必要な復興政策とは何か? 国際的に注目を集めるキャッシュ・フォー・ワーク(CFW)の考え方としくみを,東日本大震災直後からCFWを提案してきた著者が,被災地での取り組みもまじえ紹介する.

内容説明

被災者に仕事と収入を確保し、生きがいと将来への希望を取り戻すためには何が必要なのか?被災地のために本当に必要な復興政策とは何か?国際的に注目を集めるキャッシュ・フォー・ワーク(CFW)の考え方としくみを、東日本大震災直後からCFWを提案してきた著者が、被災地での取り組みもまじえ紹介する。

目次

第1章 キャッシュ・フォー・ワークとは何か
第2章 日本における災害対応とキャッシュ・フォー・ワーク
第3章 東日本大震災とキャッシュ・フォー・ワーク
第4章 今後の課題を考える
「しごとをつくる、あしたをつくる。」―むすびにかえて

著者等紹介

永松伸吾[ナガマツシンゴ]
1972年生まれ。関西大学社会安全学部・大学院社会安全研究科准教授。「CFW‐Japan」代表。専門は防災・減災・危機管理政策、災害経済学。大阪大学大学院国際公共政策研究科博士後期課程退学。博士(国際公共政策)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じん★ひで

1
地元に仕事を作りお金と共に回していくことの重要性と意義が分かった。小千谷市弁当プロジェクトがとても興味深かった。2013/03/30

壱萬弐仟縁

1
「労働対価による支援」(p.6)である。堀田力先生の「無償財」ということばもあるが、ただ働きにもほどがあるし、将来展望が見えてこないと、投資や消費意欲も湧いてこない。起業によるコミュニティビジネス。これは、試行錯誤であろうし、相手を信用できないと、なかなか進まないと思える。ただ、復興は、最低限の暮らしの基盤を取り戻すために、CFWを稼働させ、多くの人がサポートしていく必要がある。すでに、非正規という半失業者を長く続けてきた評者からしても、非正規をも組み込んで所得増加を図っていく必要を感じた。2012/05/26

ドリー

0
すぐ読めました。2012/07/26

t80935

0
【CFWを実施するための望ましい条件】1 基本的な在やサービスについての市場が災害前から存在していること、2 災害によって、人々の食糧調達や所得獲得が困難になっていたり、人々がもはや基本的な生活ニーズを満たせず、それへの適応策も取れず、長期的な生活設計、資産、尊厳が損なわれていること、3 十分な食糧と基本的な物資が緊急時のニーズを満たすのに十分なほど、被災地に存在していること、4 市場が十分機能しており、人々がそこに参加可能なこと、5 現金が安全かつ効率的に配分できる環境にあること2012/04/05

Lc

0
パンフレット並みの読みやすさ。ことしは「キャッシュフォーワーク元年」になったのだろうか。2011/11/03

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