出版社内容情報
秦青年が青春の彷徨の末のバンコクのスラムで出会った民主活動家プラティープ女史．難民問題，貧困と闘う2人は恋におち，結婚．そして暗転，5月の流血……アジアの民衆への真の協力とは何かを考えさせる貴重な記録．
内容説明
一人の日本人青年が青春の彷徨の末にボランティアとしてたどりついたバンコク。難民、環境破壊、貧困など東南アジアの矛盾が凝縮する都市スラムには目ざましい活動を続けるプラティープ女史の姿があった。二人はやがて恋におち結婚。そして暗転、９２年５月、民主化を求めるデモと流血の弾圧の中へ…。真の国際協力とは何かを考えさせる貴重な記録。
目次
１ バンコクの熱い季節（「天使」と呼ばれて―スラムの先生；バンコクの熱い季節；アジアに吹く風と共に；２１世紀に向かって―都市化とスラム問題；プラティープの思い）
２ ５月の赤い雨（５月・民主化への胎動；民衆の覚醒；血の弾圧；身重の妻への配慮；タイの流血は何だったのか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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3
タイで最も有名な女性活動家（人権、貧困撲滅、教育支援など）であるプラティープさんを妻に持つ秦さんの初の著作。前半はプラティープさんの歩んできた人生を紹介する。次に秦さんの人生とプラティープさんとの出会い、結婚、財団の立ち上げ、長男の誕生までが述べられている。後半は1992年5月に起こった打倒スチンダー政権のためタイ人による民主化運動の様子が描かれている。著名人だけあって、交友もすごい人たちとしている。また結婚式でのタイのしきたりやタイ人の考え方など、自身の経験から読者にもよく理解できるように書かれている。2013/03/16
たすたす
0
途中で挫折。スラムと慈善事業についての本だった2016/05/19
