同時代ライブラリー<br> 物語 戦後文学史〈上〉

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同時代ライブラリー
物語 戦後文学史〈上〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 319p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784002601069
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0395

出版社内容情報

日本人にとって,戦後とは何だったのか.焼跡の貧しく奇妙に自由な時代に活躍する作家たちを同時代者の眼できびしく,ユーモラスに描き,文学者の戦争責任,政治と文学などを論じ,戦後体験を思想として定着させた名著.

内容説明

日本人にとって、戦後とは何だったのか―。焼跡の貧しく奇妙に自由な時代に活躍する作家たちを同時代者の眼できびしく、ユーモラスに描き、戦後体験を思想として定着させた名著。本巻では、『近代文学』創刊、「政治と文学」論争、文学者の戦争責任論争を背景に、石川淳、坂口安吾、野間宏、椎名麟三、花田清輝らが活躍する。

目次

戦後文学のスタート・ライン
『近代文学』創刊のころ
『政治と文学』をめぐる論争
文学者の戦争責任の問題
抵抗の作家石川淳の登場
絶対の夢想者坂口安吾の新声
織田作之助の命をかけた自己燃焼
「占領下の文学」という規定の是非
野間宏最初期の仕事
梅崎春生のデビュー
『1946文学的考察』の三秀才
怪物・椎名麟三の出現
戦後第一期の社会的・思想的状況
手の内見せぬ批評家花田清輝
実生活と芸術の混同を斥ける福田恒存
観念のまどわしを見透す竹山道雄
2・1ストの前後
火中の栗をひろう田中英光
滅亡の歌の歌い手太宰治

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

i-miya

9
(1966.03)P003 素朴な脅威を頼りに 荒正人。寸前死一等のドストエフスキーを「絶望にも似た羨望」。えらいことを書きよう。◎戦後文学のスタート ○敗戦その年の暮れまで ○群雄割拠のジャーナリズム ○再生に身構える作家たち 谷崎潤一郎『細雪(上)』 宮本百合子。民主主義作家。川端康成。伊藤整『鳴海仙吉』P025 ◎「近代文学」創刊の頃 ○「近代文学」創世記一コマ。平野謙の助けが必要だ、荒正人に居場所を聞く。2010/02/08

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