同時代ライブラリー<br> 学歴社会 新しい文明病

同時代ライブラリー
学歴社会 新しい文明病

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  • サイズ 新書判/ページ数 397,/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784002600376
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0337

出版社内容情報

現代文明が生み出した学歴社会という病弊.その実態を,日本・先進諸国・第三世界の国々について分析し,さらに対策としての各国の教育改革を具体的に検討した提言の書.近年の社会状況を踏まえた新論考を付した新版.

内容説明

教育が選別機能によって抑圧され,一片の卒業証書のために競争する「学歴社会」。これは新しい文明病であり、その克服なしには人間社会の未来はありえない。日本、イギリス、発展途上国の実態を歴史的に検討し、その比較・分析を通して本来の教育機能のための方策を具体的に提言した名著。近年の動向を踏まえた新稿を付す。

目次

第1部 診断(問題の所在;イギリス;日本;スリランカ;ケニヤ;後発効果)
第2部 常識的な対策(教育と開発―学問的論争;教育と開発―政策の変転;キューバの学制改革;タンサニアの学制改革;スリランカの学制改革)
第3部 よりラジカルな解決策(脱学校論;ささやかな提言;中国とタンザニアにおける改革;振り返って―平等と多様性)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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1
 学校には本来、二つの主要な機能がある。(あった) 真善美を希求する精神的態度、社会にとって望ましい人格を養成する「教育機能」と能力に応じて適切な職業配置、社会階層の構成を行う「選別機能」だ。  学歴社会において学校が一貫して行っているのは「選別」である。 学歴社会において「教育」は行なわれない。そして、「教育」を受けていない人間ほど社会の上層部に位置してしまう矛盾。  こうした弊害が産業化後発国ほど大きいとまるで逆接のように書かれているが、日本人にはさもありなんとしか言い様がない。2019/08/14

井端翔

1
後発効果のうち学歴インフレは実証に落とせそう2015/07/21

ねこみ

1
教育史の授業にて。自己の仮説にとらわれすぎて考察が行き届いてなさすぎる。あたまからおわりまで結論ばっか強調しすぎて視野が狭い。2011/07/03

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