日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録

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日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録

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  • サイズ 46判/ページ数 232p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492503409
  • NDC分類 542.067
  • Cコード C0034

出版社内容情報

企業にはいくつもの壁がある。
巨大企業・日立の壁はとりわけ高い。

【製造業史上最大の赤字からV字回復を果たした日立。しかし、そこからさらなる闘いが始まった――。】

 2009年3月期に7873億円という製造業史上最大の赤字(当時)を出した日立。幸い、未曾有の危機に際して経営を引き継いだ川村隆・中西宏明両氏の大ナタによって立ち直り、大きな「壁」を超えた。
 世間からは「奇跡のV字回復」と喝采を浴びたが、実は改革は道半ばにあった。不測の事態がふたたび起これば、二番底を打つ状況になりかねなかったのである。中西氏の後を継いで社長となった筆者は、相次いで改革に打って出る。それは、日立という巨大企業の中にいくつも立ちはだかっていた壁を叩き壊す作業であった。
 言い訳文化、事なかれ主義、縦割り組織、もたれ合い、先送り体質、忖度……本書は、日立最高幹部が現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た経営改革の実録である。

 組織の壁、事業の壁、歴史や伝統の壁、メンツの壁……「会社の壁」を破るのは、これを読んだあなただ!


内容説明

製造業史上最大の赤字からV字回復を果たした日立。しかし、そこからさらなる闘いが始まった―。

目次

序章 日立という壁
第1章 ポラリスを見上げて
第2章 稼げる会社になる
第3章 ルマーダ始動
第4章 日立のDNA
第5章 大みか工場と私
第6章 ロスコストの清算
第7章 グローバルナンバーワンへ―日立グループの再編
第8章 私の経営理念―自律分散型グローバル経営
第9章 未来の日立のために

著者等紹介

東原敏昭[ヒガシハラトシアキ]
株式会社日立製作所取締役会長。1955年徳島県生まれ。1977年徳島大学工学部卒業後、日立製作所入社。1990年にボストン大学大学院コンピュータサイエンス学科を修了。電力・電機グループ大みか電機本部交通システム設計部長、システムソリューショングループ情報制御システム事業部電力システム本部長、情報・通信グループ情報制御システム事業部長、日立パワーヨーロッパ社長、日立プラントテクノロジー社長、インフラシステムグループ長兼インフラシステム社社長などを歴任し、2014年に日立製作所執行役社長兼COOに就任。2016年執行役社長兼CEO、2021年執行役会長兼CEOを経て、2022年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

R

44
V字回復した日立のその後、さらなる飛躍へと奮闘した社長による、その日々をつづった本でした。経営者という仕事がどういうものか、その一端に触れられるようで非常に面白かった、とてもじゃないが自分ではその重圧に向かって邁進できる気がしない。経営者の孤独と、信念を貫くこと、さりとて過ちを認めること、これらのかじ取りがいかに難しいかが、行間からにじみ出てくるようで、書いてしまえば正論でしかないことながら、それを一人で決めて実行するという胆力、その影響規模の大きさとか、凄いことだと感動した。2023/09/04

21
これは良書。小倉昌男経営学と同じくらい良書、というと流石に言い過ぎかもしれないけど、経営の生々しい部分と論理的な部分の両方を垣間見ることができる学びの多い本だった。多少後付けで美化されているところもあるのかもしれないが、ひとつひとつの経営判断について根拠とともに理路整然と語れるところがすごい。きっと都度考え抜いたからなのだと思う。しかも、首尾一貫している。東芝があんなことになる一方で日立がここまでエクセレントになったのは、こういう人が社長になれるからなのだろうな。図書館で借りて読んだが、買おうかな。2024/06/17

Mark X Japan

13
日立の経営がウップダウンしていた理由が分かりました。時代の変化に取り残されないように、必要なことをやり抜くこと、やり続けることがだいじですね。これからも、高い壁を乗り越えることを継続して欲しいです。☆:4.02023/08/14

JUN

11
日立製作所の好調な理由が分かる。2023/10/05

静岡茶

9
日本最大クラスのコングロマリット企業のトップが語るグループ企業経営。日本を背負う覚悟が感じられて同じ日本人として非常に誇りを感じた。 最終章には未来を感じる。日本はこれから復活するようだ。2023/11/19

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