出版社内容情報
北村透谷の足跡をたずねて踏みこんだ三多摩の地に自由民権運動の膨大な史料が隠されていた.近代民衆思想史を開拓した著者の代表的論稿「困民党と自由党」「自由民権運動の地下水を汲むもの」等をはじめて一巻に収録.
内容説明
北村透谷の足跡をたずねて踏みこんだ三多摩の地に自由民権運動の膨大な史料が隠されていた。近代民衆思想史を開拓した著者の代表的論稿「困民党と自由党」「自由民権運動の地下水を汲むもの」等をはじめて一巻に収録。
目次
困民党と自由党―武相困民党をめぐって(全国的な展望と争点;武相の困民党の騒擾過程;騒擾過程の最初局面―苦悩する指導者と流民の惨野)
自由民権運動の地下水を汲むもの―透谷をめぐる青春群像(民権期の透谷研究を通して―思想史方法上の試み;石坂公歴の生涯―自由の揺籃のなかから;豪農民権家の内部構造―透谷と公歴の訣別の意味;激化の事件をめぐる青年群像―「時運来」から「世運傾頽」へ;農民騒擾と透谷―社会革命的終末観の源流)
困民党の思想―須長漣造論
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みなみ
11
不況下に税金を遥かに上回る金融機関の利息に苦しめられた武相(現在の三多摩エリア)の農民たちが過酷な貸付をする金貸しを惨殺して蜂起する。武相困民党が率いた運動は官憲の弾圧であっけなく終わるのだが、著者はこの歴史を掘り起こして記述する。それが本書に掲載された論文である。著者は北谷透谷が小田原出身であり、この運動の関係者たちと交流した形跡をみて、北谷透谷の思想を探る。北谷透谷と三多摩の自由民権運動ついては状況証拠を積み重ねていくに留まった印象。以前買った本だが引っ越してきた先の歴史事件であり、よい学びになった。2024/12/24




