同時代ライブラリー<br> 非国民!?―法を撃つ人びと

同時代ライブラリー
非国民!?―法を撃つ人びと

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  • サイズ 新書判/ページ数 279p/高さ 16X12cm
  • 商品コード 9784002600079
  • NDC分類 316.1
  • Cコード C0330

出版社内容情報

権力や大企業の憲法違反,冤罪,不当労働行為などの理不尽な攻撃に,法を武器に生活の場から異議申立てをし,孤立無援の爽やかな抵抗を続ける人びとを描くルポルタージュ.はたして彼らは「非国民」なのだろうか.

内容説明

ナショナリズムと企業意識がますます強まり、少数意見が次々に切り捨てられてゆく経済大国日本―権力や大企業の憲法違反、冤罪、不当労働行為などの理不尽な攻撃に、法を武器に生活の場から異議申立てをし、孤立無援の爽やかな抵抗を続ける不屈の人びとを描くルポルタージュ。はたして、彼らは「非国民」なのだろうか。

目次

「英霊」からの脱藩―自衛官合祀拒否訴訟
憲法9条をたたかう―良心的軍費拒否訴訟
壊れた正義―指紋押捺拒否訴訟
国賊志願―どぶろく裁判
にがい酒―東菱酒造事件
凍結された裸婦―税関検閲違憲訴訟
モデル農村の反乱―大潟村訴訟
元判事の執念―財田川事件
弁護士の理想と現実―札幌弁護士懲戒事件
消えた収用法―成田空港代執行事件
映写室の光―渋谷パレス座事件
たった1人の異議申立て―佐世保重工不当労働行為事件
忘れられた裁判―三井三池CO訴訟
げどうがんごに屈す―伊方原発訴訟

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobody

14
鎌田は膨大な著作を著してきたが、世に浸透していかない。ライターとして立つ決意をした割にはあまりにも文章が拙く解りにくい。立花隆や小室直樹並の、いやせめてアクやクセの目立たない週刊誌記者並の筆力があったら。日頃の自分のフィールドの労働問題を潜り込ませ、そこではほぼ鎌田しか使い手のない「職制」も「審尋」も丸投げ。この辺りの心性は灰谷健二郎もそうだが民衆の側に立ち普遍的正義を求めているはずの左翼がなぜか民衆から離反していく(ように見られる)謎の一端に通じるように思われる。井上ひさしが実は物凄いDV男であるという2020/04/08

ナンコツ

1
地域や職場で異議を申し立てるのはかなり勇気がいる事だ。そんな中、本書は法や倫理を無視した「長いモノ」には巻かれず、村八分の恐怖に耐えながら良識をもってソレらに立ち向かった(そうせざるを得なかった)人達を描いたルポルタージュである。20年以上も前に発行された本だがこの頃起きた政府や企業の良識を疑うような問題は、ここ近年に起きたソレに似ているのがいくつかあり人は過ちを繰り返すなぁと思った。多数派に行くのが悪いのではなく、良い悪いを個人で判断することが大事だ。悪いことに「法律」という仮面を被せるのが1番恐い。 2014/06/24

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