岩波文庫<br> 金枝篇(全5冊セット)

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岩波文庫
金枝篇(全5冊セット)

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  • サイズ 文庫判
  • 商品コード 9784002010038
  • Cコード C0136

出版社内容情報

イタリアの片田舎ネミ.その昔,聖なる森と呼ばれたこの景勝の地には一本の聖なる木があって,司祭職の地位は,その枝(「金枝」)を手にした男の間で争われた.フレイザーは,この風習の由来を説明しようと研究の筆を執る.この民俗学資料の宝庫『金枝篇』の第一歩は,こうしてしるされた.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月曜は嫌い

1
膨大な世界中の事例をもとに、原始的な呪術の根源に迫ろうとしている。その先には、呪術から宗教への発展が念頭にある。それにしても、人間は古今東西、同じような行動をとるものだという事例・伝承・神話の数々。読みながら、皇室の儀式や日本の民間伝承などが次々に思い浮かんだ。その手法には今となっては様々な批判があるというが、やはり興味は尽きない。しかし長い。同じような話が次々に出てくるので、へこたれそうになった。これでも簡略版だという。おそるべし、フレイザー。2015/06/04

Hiro. T

1
文献だけの取材でこれだけの分量を集めるとは圧巻

amami

0
入手した本が昭和46年? くらいの古い本で、いろいろ比較しつつ読めました。フレイザーは確かに収集分類の人ですが、これは絶対にこの時代には必要だったと思います。

SY

0
聖書、神話、呪術・・ええとつまりは、荒俣宏が辞書として使ってるんじゃないかな、っていう内容の書物。しかし。西洋の書物を読む基礎として是非是非読んでおくべきもの。読めば興味が湧く、というより、興味を持って読もうとして初めて面白くなる、という性格の書物なのだが、本書を読んだ後に西洋の文学を読んだ折、「読んでおいて良かった!」と感じるはず。例えば、聖書、ソポクレス、ダンテ、シェークスピア、フロイトなどを読んだか否かで後の読書体験は異なるものになるわけだが、それらの系譜として小説読みには必須の書物。2017/04/25

もんぐう

0
本来的な用途でなくて申し訳ないですが、ファンタジー、伝奇小説を書きたい人には最適、ネタのヒントが満載です。この岩波版の五冊セットが発売された当時、眠る前に十数ページずつ読むのが日課でした。目覚めと眠りの狭間に読む、空想と学術の狭間の書。私にとってそんな作品です。 2016/07/14

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