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著者等紹介
長谷川摂子[ハセガワセツコ]
1944年、島根県生まれ。地域で子どもと本に関わる活動を続けながら、創作にとりくむ。短編集『人形の旅立ち』で坪田譲治文学賞、椋鳩十児童文学賞、赤い鳥文学賞を受賞
立花まこと[タチバナマコト]
1973年、東京都生まれ。武蔵野美術学園油絵科で学んだ後、イラストレーションの仕事をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
14
弟にとっては、何とも都合のよいお話です。 仲が悪いばかりにとんでもないことになった兄も、考えてみれば可哀想です。 持てば何でも自由にできそうなうすも、正しく使えなければ身を滅ぼすやっかいものです。 こんな安易なものを弟に与えたじい様は何者でしょう。 現実感がないだけに、安心して楽しめました。2018/07/26
Cinejazz
13
〝ある処に、兄と弟があった。 兄は利口者で金持ちだったが、弟は気が優しくて貧乏だった。弟は嫁さんを貰って、細々とくらしていた。 ある年の大晦日、弟の家では正月を前に、一粒の米もなくなってしまった。嫁さんの溜息を聞き「兄貴のとこさ行って、米一升借りてくるべ」...兄は「何たら情けない奴だ。そんたな、ろくでなしにやる米はない」と言って、弟を追い返してしまった...しかたなく、とぼとぼと山道を歩いていると、見知らぬ白髪の爺様と出会うことになり・・・〟“捨てる神あれば拾う神あり“ を訓話に例えた、むかし話です。2024/01/23
あおい
12
金持ちの兄と貧乏な弟。正月の用意ができない弟は兄に米を借りようてするが断られる。その帰り道不思議な老人に出会い…人の幸運を盗んで自分のものにしようとしても碌な事にならない。2022/01/30
遠い日
11
小人が登場する日本の民話は珍しいのではないだろうか。ねずみなどの小動物などの置き換えか。知られた話で、欲張り兄の最期は同情に値せず。2017/11/08
退院した雨巫女。
10
《書店》子どもに、海がしょっぱいのか、納得してもらえそう。2012/08/17