出版社内容情報
1989年、ルーマニア。独裁が続くこの街で、高校生のクリスティアンは密告者になった。自由を夢見る17歳は、東欧諸国の民主化を伝える海外ラジオに耳をすませ、任務を逆手にとって、世界に真実を知らせようとする――抑圧された人々の祈りが、ついに国を動かすとき。革命の希望と痛みを描く、渾身の歴史フィクション。
内容説明
一九八九年、ルーマニア。独裁がつづくこの街で、ぼくは密告者になった。抑圧された人々の自由への祈りが、ついに国を動かすとき―十七歳がみつめた革命の希望と痛みを描く、渾身の歴史フィクション。カーネギー賞シャドワーズ・チョイス受賞作。
著者等紹介
セペティス,ルータ[セペティス,ルータ] [Sepetys,Ruta]
作家。アメリカ、ミシガン州生まれ。リトアニアからの亡命者を父に持つ。音楽業界でアーティストのマネジメントに携わったのち、2011年に『灰色の地平線のかなたに』でデビュー。以来「失われた物語の探索者」として、綿密な取材にもとづいた歴史フィクションを次々と執筆する。2017年に『凍てつく海のむこうに』でカーネギー賞を受賞したほか、受賞多数。作品は60か国以上で翻訳され、10代から大人まで幅広い年代から愛読されている。歴史と物語には世界中の人々をつなぎ対話をうながす力があると信じて、国内外の学校や書店でのブックトークのほか、NATO、米国会議、欧州会議、各国大使館等でも講演を行っている
野沢佳織[ノザワカオリ]
東京都生まれ。翻訳家。訳書に『灰色の地平線のかなたに』『凍てつく海のむこうに』のほか、ロバート・ウェストール『水深五尋』(共訳、岩波書店)、キース・グレイ『父さんが帰らない町で』、リ・ソンジュ、スーザン・マクレランド『ソンジュの見た星』(以上、徳間書店)、トレイシー・シュヴァリエ『林檎の木から、遠くはなれて』(柏書房)、バーネツト『秘密の花園』(西村書店)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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