出版社内容情報
第一次世界大戦時の北イタリア。父と兄たちが戦場へいったあと、13歳のイオランダと妹は、母親とも離ればなれになってしまう。戦争が激しくなるなか、家族の秘密を知った姉妹は、祖母を探す危険な旅を決意する……。もつれた家族の糸をほぐし、生きる力をつかみとっていく少女の感動の物語。ストレーガ賞児童書部門受賞作。
内容説明
第一次世界大戦時の北イタリア。男たちが戦場へ行ったあと、お母さんとも離ればなれになってしまったイオランダは、村から町へ、さらに海辺へと、妹とともになぞと危険に満ちた旅を重ねます。目の見えないアデーレおばさん、そして存在すら知らなかったおばあちゃん…戦時下の思いがけない出会いによってイオランダの人生が大きく動きだします。恋に目覚めたばかりの13歳の少女がもつれた家族の糸をほぐし、自分の手で生きる力をつかみとっていく感動の物語。イタリア文学の最高峰“ストレーガ賞”児童書部門(11~15歳の部)受賞作。
著者等紹介
カルミナーティ,キアラ[カルミナーティ,キアラ] [Carminati,Chiara]
イタリアのウーディネ生まれ。トリエステ大学でイタリア文学を、エクサン・プロヴァンス大学で言語学などを学ぶ。詩人、児童文学作家、翻訳家として活躍し、子どもの読書推進活動にも精力的に取り組んでいる。一連の創作活動で2012年イタリア・アンデルセン賞の最優秀作家賞を受賞、2018年には国際アンデルセン賞にノミネートされた
関口英子[セキグチエイコ]
埼玉県生まれ。大阪外国語大学イタリア語学科卒業後、翻訳家として多方面で活躍。訳書多数。『月を見つけたチャウラ』(光文社)で第一回須賀敦子翻訳賞受賞
古山拓[フルヤマタク]
岩手県生まれ。東北学院大学史学科卒業。アニメーターを経て、水彩画家、イラストレーターとして活躍。2020年日本イラストレーター協会・優秀イラストレーター賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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