内容説明
力道山からオウム・村井秀夫、新井将敬まで。多くの謎を秘めた12の怪死事件に、“名探偵”安部譲二の推論が鋭く迫る。月刊「正論」の人気連載を大幅に加筆、完全版として待望の単行本化。
目次
朝日新聞阪神支局襲撃事件
新井将敬
下山事件
永野一男(豊田商事会長)
尾崎豊
田宮二郎
力道山
村井秀夫(オウム真理教幹部)
帝銀事件
元大鳴戸親方
ロッキード事件―田中総理運転手・笠原政則
御巣鷹山の五百二十人
著者等紹介
安部譲二[アベジョウジ]
本名・安部直也(あべ・なおや)。1937年東京・五反田生まれ。プロモーター、キックボクシングの解説者、日本航空パーサーなどを経て、現在は小説家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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おかむら
21
「力道山未亡人」の参考文献に出てきた2002年発行本。図書館にあった! 戦後世間を騒がせた12の事件をヤミ社会を知り尽くした安部譲二がならではの推理で真相に迫る。これは楽しい!下山、帝銀などの有名事件から豊田商事会長、オウムの村井刺殺、朝日新聞支局襲撃、もちろん力道山、そして尾崎豊や田宮二郎まで。田宮二郎の真相にはへえーってなったわ! あと大鳴戸親方のがなんだかサイコーにオカシイの! この連載が産経の「正論」でだったそうなのはなんか意外だったわあ。2024/09/23
kubottar
19
豊田商事会長刺殺事件は今でもYouTubeで観ることは出来るが、あるモノが抜けていたのは知らなかった。怪死はもしかしたら第三者の影響で生まれるのかもしれない。2017/05/25
スプリント
11
ゴシップ好きにはたまらない内容です。 安部譲二さんも今年に亡くなられたんですね。。。 ご冥福をお祈りします。2019/12/21
姉勤
9
「巨悪」。国が悪い、権力組織が悪い、外国勢力が悪い、マスコミが悪いで、「思考停止」する民度こそ、それ。己の幸せのためになら、誰かが死んでも構わない。で、殺されますよ、と。2012/11/27
スパゴー
6
闇の世界を生きてきた阿部譲二が、不可解な事件や著名人の死を個人的視点で推理した内容。確かに怪しい事件も多かったが、作者の思い込みでは?と言いたくなる部分もチラホラ…。私の様な庶民には想像もつかないような強大な力を持つ人達は実際にいるんだろうし、事件を揉み消すなんてたやすい事なんだろうな。怖い怖い…。2015/03/21
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