出版社内容情報
今日は新しい特急列車がはじめて走る日。車掌のひげおじさんは大はりきり。ところが発車寸前、元気な女の子ヨリーがかけこんできて、列車の下にもぐりこんだハリネズミを助けます。列車の出発はおくれ、とんでもない事件が発覚します! ハラハラドキドキが止まらない、オランダの国民的作家&画家による最後のコラボ作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
timeturner
4
元気な女の子ヨリーと人のいい車掌が記念列車の乗客たちを怖ろしい危険から救おうと走り回るスリリングな冒険物語。列車に乗っている環境大臣と運輸大臣がどちらも女性というのはオランダらしい。フィーヴ・ヴェステンドルブの挿絵も楽しい。2021/12/29
nago
3
ハリネズミを守りたいヨリーと、記念列車車掌のひげおじさんの、命を守ろうと飛び出すドタバタストーリー。ヨリーのすごい行動力が楽しくて一気読み。オランダのはなし。2022/01/28
Olga
3
大臣や外国の大統領を乗せて新しい特急列車が初めて走る日、車掌のひげおじさんは朝からはりきっていた。けれど、車両の下に入り込んだハリネズミを捕まえようとしている女の子と出会ったことから、雲行きが怪しくなる。1990年代に書かれた作品だが、特急列車に乗っている大臣が2人とも女性なのは、さすがオランダというべきか。2021/11/26
パンケーキ
2
ハリネズミかと思ったら爆弾だった!というとんでも幕開けから、ひげおじさんが巻き込まれて巻き込んで、どんどん展開していくストーリーが楽しくて心が晴れました。登場人物がみんなあれこれ文句言いながらものんびりしていて好きです。読み終わってから気づいたけれど、「ネコのミヌース」や「イップとヤネケ」の作者だったんですね。2022/06/14
ちかこ
1
ゆっくりとお話ははじまって、まだ何も起こらないのかな?と思い始めた頃から、お話がどんどん転がっていく感じ。2022/04/11