出版社内容情報
ジェインは冒険好きの元気なポケット人形です.ギデオンという男の子と仲良くなって,木のぼりやブランコで毎日楽しくあそんでいます.ところがある日,ギデオンの友だちにみつかってしまって…….
内容説明
ジェインは冒険が大好きなポケット人形です。ギデオンという男の子と仲良くなってブランコや木のぼりで楽しく遊んでいます。ところがある日ギデオンの友だちにみつかって…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆのん
51
【児童書】作者お得意の人形が主役のお話。外で冒険をしたい人形のジェイン。毎日毎日人形の家で退屈な日々を送るがひょんなことから外の世界へ。子供には子供の悩みがあるもので、ジェインを盗んだ男の子も悩み始める。そんな姿を見るジェインも悲しいけど正しい決定をする。子供の世界や人形の世界で人生の縮図を描くルーマ・ゴッデンらしい素敵な物語だった。2402019/08/21
ヴェルナーの日記
8
人形といえば、およそ女の子の遊ぶオモチャで、人形の家で、おとなしくままごと遊びをするを想像するが、本作のポケット人形”こおにのジェイン”は、正反対の性格。冒険好きで、汚れることを恐れずに危険なことも大好き。そんな折、ふとしたことから元気な男の子であるギデオンの元に来ることになった。著者の人形に対する既成概念に捉われない自由な発想がが面白い。2014/11/11
Kaorin
4
なんか、小さい頃にこんな感じの本、たくさんよんだな〜となつかしくなりながら読みました^_^息子の読書感想文のため、図書館から借りて読みました^_^私が( ̄▽ ̄)2014/08/17
のん@絵本童話専門
2
『ポケットのなかのジェーン』として発刊されています。ゴッデンのお人形童話の中で、はじめて出てきた男の子の主人公!男の子が人形をお供に連れて多少乱暴でも活発に遊ぶ姿と、それを心底楽しんでいる小鬼のジェーン。『クリスマス人形のねがい』同様、こちらの作品も「強いねがい」がテーマになっている。訳も絵もこちらの方が好きなのですが、なぜ小鬼と訳したんだろう?『ポケットのなかのジェーン』だと「不死身」と訳していて、全体的に日本語の意味が理解しやすく可愛らしい感じなのはそちらの方だと思いました。低・中学年のお子さんへ2021/12/19
さきたまおおはし
1
男の子と、気の強いお人形が幸せな出会いをする、可愛らしいお話。お人形はお人形のままでしゃべれず、リアル。でも、人形には感情があるところが、ファンタジー。いえいえ、本当に感情があるのかもしれません。そういう、クールすぎず甘すぎないリアルとファンタジーの混ざり具合が、「いかして」ます。2012/08/17