出版社内容情報
家に伝わるレシピをもとに世界一大きくおいしいパイを作ろうと,パイ作り競争に挑戦する少女の奮闘ぶりと,村人たちのあわてぶりをユーモアたっぷりに描いたクレスウェルの代表作.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
千尋
9
タイトルに惹かれて図書館で借りてきた本*ダンビー村でパイ作りの名人であるローラー一家*ある日、王様がパイのコンテストを開催され・・ローラー一家は村の人々と協力して2000人分の大きなパイを作ります*ラストシーンが漠然として終わっていたのでちょっと残念でしたが、大きなパイ皿を川を利用して流し、納屋で作る大きなパイは魅力的でした*2012/04/06
くろねこ
2
古いお話ですが充分楽しいと思います。パイが川をくだるところはワクワクするし、グラベラの子どもならではの観察眼は冴えていて、大人でもそうそうって思ってしまう。もっと注目されてほしいなぁ。2010/07/19
マルチーズ署長
1
岩波世界児童文学集。ひいおばあさんの家の屋根裏から出てきた紙の束は、ダンビー村のパイつくりたちの歴史物語だった。パイつくりのローラー一家は、王様主催のパイづくり大協議会に参加する。他のどれよりもおいしく大きなパイを作るため、村をあげての一大プロジェクトが発足。大きなパイ皿を船にして川で運んだり、玉ねぎ22キロを刻んだり…肉汁美味しそう。ミートパイが食べたくなります。最後のパイ皿の活用がいいです。2020/01/24
菱沼
1
岩波世界児童文学全集再読。私は肉を食べない。でも、物語の中の食べ物の描写は、ウサギのシチューでも羊の炙り肉でもどれも楽しみにしている。パイの詰め物を作るところも美味しそうだった。アーシーがパイ皮を作るところももっと細かく読みたかった。2000人分のパイを焼くという途方もない物語。「途方もない」というのは面白いことなのだ。2019/09/14
みゆきちゃんが好きー
0
小学校低学年のころ、1番好きだった本。