岩波世界児童文学集<br> トンデモネズミ大活躍 (新装版)

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岩波世界児童文学集
トンデモネズミ大活躍 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 316p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784001157215
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8397

出版社内容情報

陶芸職人が酔っぱらって作ったトンデモネズミ.時計が13時を打つと動き出して奇想天外な旅に出ます.行くさきざきでゆかいな事件をまきおこすトンデモネズミの冒険ものがたり.

内容説明

陶芸職人が酔っぱらって作ったおかしなネズミが動きだし、行くさきざきでゆかいなさわぎをまきおこす冒険ものがたり。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アナーキー靴下

72
小さなトンデモネズミに待ち受ける出会いと別れのほのぼの童話から一転、終盤の熱い展開。ラストはまたほのぼので優しい読後感。お気に入りの方のレビューのおかげで知ったギャリコの本で、とても素敵な児童文学だ。トンデモネズミは恐れを知らない純真な存在として生まれ、愛と優しさに溢れる旅の中で、失敗と恐怖を繰り返し体験する。この旅の良い面ばかりでなく、悪い面もまた、心の成長には欠かせないことなのだと思う。嫌なことだけに目を向ければ人生は暗くつまらないものになるが、トンデモネズミのように生きれば、人生はいつだって楽しい。2023/06/08

サン

16
ウサギのような長い耳にカンガルーのような足、しっぽのないお尻、青い体毛をもつトンデモネズミは自分が何者なのか探す旅にでるという話し。幼いころによんで、ずっと読み返したかったのにタイトルが分からず悶々としていたところ、屋根裏部屋を整理したら、小学四年生の図書カードを発見した。お陰で、図書館で借りることができました。有り難い。感無量でじっくり読みました。ネズミの挿絵と強さがいい。2018/11/19

ヒラP@ehon.gohon

12
陶芸職人が酔って作った変わったねずみの大活劇。 スリル満点の大活劇ですが、トンデモネズミを応援してくれる動物たちの助けで、とても楽しいエンディングをまで、軽快な進んでいきます。 「トンデモネズミ」という名訳もこのお話のキーですね。2015/11/19

みんち

6
先日プチ遠征した際に古書店で発見したポール・ギャリコの「トンデモネズミ大活躍」を読了。この作品は、映画「ポセイドン・アドベンチャー」の原作者が書いた児童文学という事で日本でもちょっとした話題になり、アニメ化されたものが懐かしの「日生ファミリースペシャル」枠でテレビ放送されたため、一部の世代にとってはかなり知名度高めなのに他の世代にはほとんど認識されていない、という不遇な作品。ちなみに原作のタイトルは「マンクス・マウス(マン島のネズミ)」で、実在するマンクス・キャットを捩ったものだったのだが、2017/05/13

菱沼

1
再読。読んだのはずいぶん前。流されて生きるか、自分で切り拓いて生きるか、「サダメ」は変えられる。トンデモネズミと遊びたくて泣いているトンデモコネコたちの挿絵がかわいい。しっぽのある子、ない子、ちょっとだけある子。日本の三毛ネコの中にも、しっぽがコロンとした「ジャパニーズボブテイル」というのがいなかったっけ。面白い児童文学を教科書のように読むつもりは毛頭ないけれど、ふと「ダイバーシティ」という言葉を思った。2021/05/17

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