出版社内容情報
ベッツィ・メイはおてんばだけど、心やさしい女の子。にんぎょうとパーティーでもりあがったり、畑のかかしと仲よくなったりします。わずかなおこづかいで、庭師のビドルさんや、友だちのピーターには、とびきりすてきなプレゼントをしておどろかせます。わくわくするお話9つ。
内容説明
いい子のときもわるい子のときもぜーんぶあたし!にんぎょうたちとパーティーでもりあがったり、夜、ベッドをぬけだしたり…ワクワクがいっぱいのおはなし9つ。
著者等紹介
ブライトン,イーニッド[ブライトン,イーニッド] [Blyton,Enid]
1897‐1968。イギリスのロンドン生まれ。10代のころから物語や詩を書きはじめ、25歳で作家デビュー
トーマス,ジョーン・G.[トーマス,ジョーンG.] [Thomas,Joan Gale]
1910‐1988。イギリスのバッキンガム州生まれ。イラストを学び、クリスマスカードや挿絵を描くうちに、結婚・出産を経て、自らもジョーン・G・ロビンソンの名前で物語も書くようになる
小宮由[コミヤユウ]
1974‐。翻訳家。東京・阿佐ヶ谷で「このあの文庫」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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emi
27
原書では「ベッツィ・メイとこいぬ」とセットで一冊。相変わらずキュートな主人公のベッツィ・メイ。優しいところも、わがままなところも、全部ひっくるめて愛おしい女の子ですね。解説にもあるのですが、基本出てくる大人はあまり強要せずに、アドバイスやきっかけは与えるけれど、彼女の自主性を大事にしています。それがいつでもできるほどの余裕は、多忙で何役もこなさないといけない日本のお母さんには中々ないと思うけれど(何しろ乳母のナニーさんはいませんから)、読むとどこか優しい気持ちになれる本だと思います。勿論お子さんにも。2015/10/08
遠い日
9
もうすぐ6歳になる、元気な女の子、ベッツィ・メイ。はずむようなベッツィ・メイの心は、あちこちに飛んでは跳ね返る。わがままも自分勝手も思いきりやっちゃうところが、本当にかわいい。思うようにやってみて、失敗して怒られたり、みんなに心配をかけてしゅんとしたり。幼い子の空想は無限に広がるかのような自由さで、自分の世界を大きくしていく。ベッツィ・メイの輝くような日々は、読み手にも自分の子供時代を想起させ、どこか懐かしい感覚を呼び覚ます。2016/06/07
ろばこ
6
もともとは1冊の本が「ベッツィ・メイとこいぬ」と2冊に分かれての出版だそうです。どちらも装丁が可愛くてお気に入り。2015/07/20
Midori Matsuoka
3
『ベッツィ·メイとこいぬ』で好きになった作品。もっと色々出てほしいけど、この2冊で終わりなようでちょっと残念。 今回はおはなしのあちこちにタイトルどおりにんぎょうたちが登場する。 人形遊びは子どもの定番だけど、風邪をひいて友だちのピーターの誕生日パーティーに行けなくなったベッツィ·メイのためににんぎょうたちとのパーティーを開催してくれるナニーさん、素敵すぎる。パーティーの描写がなんとも楽しそうで、私が子どもだったら真似しちゃうなあ。2021/03/16
てぃうり
0
子どもらしさとはこういうこと。2017/01/30