出版社内容情報
1192年、第三次十字軍との死闘の末、聖地エルサレムを手に入れたスルタン・サラディンは、ユダヤの商人ナータンに問いかける「イスラム教、ユダヤ教、キリスト教のうち、どれが唯一、真実の宗教か?」と。宗教の違いを乗り越え理性へと至る道、人類愛を説いた、18世紀ドイツの名作戯曲『賢者ナータン』を現代版にリメイク。
内容説明
一一九二年、キリスト教徒との死闘の末、聖地エルサレムを手に入れたイスラムの名主サラディンは、捕虜にしたテンプル騎士団のうち、ただひとり青年騎士の命を助けた。そして、その騎士は、ユダヤの商人ナータンの一人娘を炎の中から救い出す。たがいに惹かれあう騎士と少女を、大きな陰謀がのみこんでゆく…。宗教のちがいを超える愛を説いた、十八世紀の名作『賢者ナータン』をいきいきとリメイクした話題作。
著者等紹介
プレスラー,ミリヤム[プレスラー,ミリヤム][Pressler,Mirjam]
作家、翻訳家。1940年ドイツ生まれ。フランクフルトの芸術大学で造形を、ミュンヘンで語学を学んだ後、1年間イスラエルのギブツで働く。帰国後、さまざまな職業を経て、『ビターチョコレート』(さ・え・ら書房)、『マルカの長い旅』(徳間書店)など、話題作を送り出しながら、英語、オランダ語、ヘブライ語の翻訳者としても高い評価を得ている。2010年ドイツ児童文学賞・特別賞(作家賞)受賞
森川弘子[モリカワヒロコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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