出版社内容情報
花のミツをだいじにあつめている,みつばちのミレイユの家に,ある日,いたずらこびとが忍びこみました.満腹でベッドに寝ていたら見つかって,こびとはあわてて帽子を忘れていきます.
内容説明
「にわの小さななかまたち」の主人公は、虫たちです。ただしこの庭は、「魔法の庭」というか、不思議な世界で、みつばちも、蚊も、かたつむりも、いもむしも、ほたるも、みんな言葉を持ち、なんだか人間のような暮らしをしています。作者は、あのウンガロのデザイナーをしていた人です。
著者等紹介
クリングス,アントゥーン[クリングス,アントゥーン][Krings,Antoon]
1962年生まれ。フランスの絵本作家。父はデンマーク人で、母はフランス人。グラフィック・アートを学んだのち、ウンガロのもとで4年間テキスタイル(布地)のデザインを手がけたという。1994年からスタートした「にわの小さななかまたち」シリーズは、人気を得て、すでに30冊を越え、アニメやCD‐ROMにもなっている
奥本大三郎[オクモトダイサブロウ]
1944年、大阪生まれ。フランス文学者であるとともに、随筆家、昆虫の採集家としても知られる。『ファーブル昆虫記』の全訳に情熱を注いでいる。読売文学賞を受賞した『虫の宇宙誌』をはじめ、著書多数
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe@読み聞かせメーター
12
5歳の娘に読み聞かせ。可愛らしいミレイユが、いつのまにか家にいついた小人を撃退するお話。はちみつでキャンディーを作る様子もかわいい。5歳より前に読むべき本だったか?この作者の絵本は可愛らしい絵と裏腹に、どこかシニカルだ。2016/02/15
Cinejazz
11
〝昔々、ある処に、花の蜜を大事に集めている、ミレイユという名の蜜蜂がおりました。ある日、ミレイユが仕事から帰ってくると、家の中がビックリするほど散らかっていました。壷の中の蜂蜜も、金色のキャンディーもなくなっています。仕方がないので、ひと眠りして、嫌なことは忘れてしまおうとすると、庭で時々見かける悪戯こびとが、満腹でベッドに寝ているのを見つけると・・・〟人間と同じような暮らしをする虫たちを題材にした、フランスの絵本作家<アントゥ-ン・クリングス>の「庭の小さな仲間たち」シリ-ズからの一冊。2025/03/03
遠い日
5
いっぱい集めたはちみつとキャンディーを、自分が留守の間にこっそり食べられたら、ミレイユでなくても怒るなぁ。ほうきでペチペチされても仕方ないかも。あわてて逃げたこびとの残していった赤いぼうしを、かぶって飛ぶミレイユ、ちょっとおしゃれ。2013/03/10
雨巫女
3
小人さん悪い事したら謝りましょう。2010/04/02
ゆりこ
2
【図書館】かわいい!内容の好きさは普通ですが、色使いがすーごく好きなので、ちょっと集めたいなあという感じでした。『かたつむりのマルゴ』も借りて読みました。2016/04/05