出版社内容情報
知りたがりやのこざるのジョージは,動物園からにげだします.レストランの台所にとびこんでおさらをあらったり,高いビルの窓ふきそうじをしたりしましたが,そのうち映画俳優になりました.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
293
大人気おさるのジョージのシリーズ第1弾がこれ。作者は、ともにハンブルグ生まれのハンス・アウグスト・レイ、マーグレット・レイ夫妻。マーグレットが主にお話を、ハンスが絵を担当。お話はしりたがり屋ノジョージが動物園を逃げ出して、街で好奇心のおもむくままに(原題は"CURIOUS GEORGE TAKES A JOB")イタズラの限りを尽くすというもの。誰も咎めないどころか、みんな限りなくジョージに優しい。成功の秘訣はやはり、この憎めないジョージの行動と、巧みに擬人化が施された絵にあるだろう。絵は黒の描線に⇒2024/07/21
masa@レビューお休み中
98
黄色い帽子のおじさんに動物園に連れてこられたこざるのジョージ。でも、すぐにその生活に飽きてしまいます。檻の中の生活だけでは満足できなくなり、外の世界がどうなっているのか気になってしまいます。ジョージの知りたがりの虫は誰にも止めることができません。まず、檻を抜け出し、そして、動物園も抜け出して外の世界に出てしまうのです。今回もハラハラドキドキの展開で、想像もつかないようなラストを迎えます。これは絵本だから楽しめるけれど、もし身近にジョージのような人がいたら、毎日が心休まらないだろうなと思ってしまいますね。2013/11/02
♪みどりpiyopiyo♪
60
じょーじ ひさしぶり✩! 子供の頃、幼稚園の図書室で借りて読んでて大好きでした♪ じょーじかわいい♡ どこへ行ってもたのしくて、誰もがしまいにはにっこりしちゃうの。子供がしてみたいこと みーんなしちゃって、わくわくどきどき ちょっとはらはら☆ お話の始まりとおしまいのリフレインが素敵。子供の頃は気がついてたかなー? これでおしまい。じょーじ よかったね(ღ′◡‵)2016/05/18
つくよみ
53
図書館本:アフリカからやってきて、動物園で暮らしているジョージ。快適な暮らしではあったけど、動物園の外が気になったジョージは脱走を企てて・・・?外に出たは良いけれど、心細くなったジョージはきいろいぼうしのおじさんに会いに行こうと、行き当たりばったりでバスに飛び乗ったり、あちこちで騒動を起こしたり。その騒動の果てに、無事におじさんと再会。最後には映画に出演することになって、色々と迷惑をかけた人達を招待して恩返し。「ひとまねこざるときいろいぼうし」と、対で一つの物語。2013/10/14
gtn
49
欧米ではこれが美談になるのか。すべて人間のエゴではないか。「いたずら」と言われながらマンションの一室全面に描いたジャングルが、ジョージの原風景である。2019/12/08