出版社内容情報
小さなマリーちゃんと羊のパタポンは,大の仲よし.パタポンが子羊をたくさん産んでくれたらと,マリーちゃんは楽しみに待っています.詩のようにリズミカルな原文の味わいを生かした,かわいい絵本.
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
288
岩波書店の刊行なのだが、奥付も著者プロフィールもない。著者はただフランソワーズとあるのみ。名前からしてフランス人、もしくはフランス系と思われる。発行年代も不明だが、絵からしても1950~1960年代か。2つのお話から構成。表題作「まりーちゃんとひつじ」は、リズミカルな繰り返しにしたがってまりーちゃんの欲望がふくらんで…。「まりーちゃんのはる」も基本的な構成はやはり繰り返しにある。絵は、子どもが描いたタッチを模したほのぼの系のもの。きっと息長く愛されてきたのだろう。2024/06/26
♪みどりpiyopiyo♪
41
まりーちゃんは ひつじの ぱたぽんに いいました。「ぱたぽん、おまえは いつか… 」 ■小さなまりーちゃんと、仲良し ぱたぽんの、夢が膨らむお話です♪ 南欧の素朴な田園地帯、穏やかな語り口。小さい子の どんどん夢が膨らむ様子は ほんと にっこり (ღ′◡‵) ■併録の『まりーちゃんのはる』は、マリーちゃんと ぱたぽんが 仲良しさんを見つけに行くお話。仲良しうふふ♪ よかったね (ღ′◡‵) (日本語版 1956年)2017/06/14
chiaki
35
まりーちゃんのひつじとあひるの名前が可愛い。『ぱたぽん』と『までろん』って、何度も口ずさみたくなる。2話のおはなしからなる本書。1話目はまりーちゃんの夢とぱたぽんの夢がリズミカルなフレーズで繰り返され、とても好み。まりーちゃんの果てしない夢に対して、ただただはらっぱとお日さまさえがあればいいというぱたぽんの夢とのギャップがたまらなく可笑しみがある。あひるのまでろんを探す2話目も可愛いおはなし。2020/05/12
gtn
31
無邪気に残酷なことを言う女の子。それを、ひつじが辛抱強く、優しく何度も何度もたしなめる。結果、ひつじのおかげで、思いやりという心を手に入れた女の子。おそらく一生手放すことはない。2019/12/02
ぼりちゃん
30
感想を入れたのに消えてしまい…が2回も立て続けに起こった絵本。なんだかやる気がなくなっちゃったので簡単に…😂 『まりーちゃんとひつじ』『まりーちゃんのはる』の2話収録。想像力豊かなまりーちゃんと羊のぱたぽん、アヒルのまでろんのお話絵本。美しく楽しい言葉の響きに母はうっとり、息子は「ふ〜ん…」。親子でこの温度差…。ご縁があればまた再会できるでしょう…。 息子のための読み聞かせタイムなのだから、もう少し息子が喜びそうながっつり楽しい絵本選びにシフトチェンジしてみよう。5歳7か月。2020/10/24