出版社内容情報
オーストラリアに住むカンガルーのふたごキップとキム.なかよしのゾウのふたごトビーとトミー.お母さんのそばからぬけだして,森で迷子になった幼い子どもたちの冒険をあたたかく描いたおはなし2つ.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
11
帰れる場所があるからこそ冒険できる。ただ、自己主張せず、上の言いなりになることが善という教条的なところに時代を感じさせる。2019/12/24
fumikaze
8
1965年、弟に購入した絵本。2話あり、ストーリーはどちらも最初こどもがおかあさんの言うことを聞かずに危険な目に遭い、助けを呼んでいたらおかあさんがその声に気付いて助けに来てくれる、というもの。おかあさんを神様に例えることも出来なくはない。動物の世界でも、言うことを聞こうとしない子供を育てていくおかあさんは結構大変だわね~。2019/10/31
遠い日
5
レトロな絵、クラシックなお話。古き良き時代を彷彿とさせるような子ども読み物。双子の話が二つ。カンガルーとゾウ。どちらも、やさしい教訓話ながら、おかあさんを求める声はどんな子どもにも響くでしょう。2013/09/23
シャムネコさん
1
1954年発行、今から66年前の絵本。石井桃子さん訳。“おーすとらりあぐま”とはコアラのことかとか、お母さんの言うことを良く聞きましょう的なオチで時代を感じる。絵は素朴なデッサンで可愛い。表見開きのカンガルーや、後ろ見開きの象の絵のデザインは、今の絵本にも通じる楽しさがある。2020/10/17
baアタマ
1
1954年。(アイネスさんはどこの国のひとかわかりません。検索したら競走馬でした…。)2話収録。二話目は一体どこにこんな種類の動物がいっしょくたにいる場所があるだろう。石井桃子さん訳。野口弥太郎さん絵。 2014/09/23