出版社内容情報
子どもたちの買いものの失敗や,湖に水の精を見にいったこと,ゆかいな宝さがしの話など,「やかまし村」の四季折々を背景に,スウェーデンの農村の暮しをいきいきと描きます.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいこ
2
子どもの頃に買ってもらった本を再読。今更ながらに良書。原題は「続やかまし村の子どもたち」らしい。クリスマスから順に季節が変わっていく。大好きだったリンドグレーンさん、「水の精を見に行きました」の「もうちょっと大きくなったら、ぼく、きっとラッセをどやしつけてやるぞ」(byボッセ)等々、今でも思わず笑ってしまいます。スウェーデンの農村の子どもたち6人にオッレの妹が生まれ、北屋敷のおじいさんが80歳となり、人が人として生きる幸せや喜びをしみじみと感じる事ができます。小学3年以上と書いてあります。2019/09/26
カムリン
2
「大草原の小さな家」と「赤毛のアン」を足して「毎日かあさん」を振りかけたような、温かな中にもユーモアの効いたシリーズ。赤ちゃんの可愛さとか、男の子っちゅーもんのしょーもなさとか、作者の人間観察は実に鋭い。大人が読んで満足できる良書。もちろん子どもにも面白い。2011/06/10
カエル子
1
Lund市立図書館にて発見し、居合わせた友人に激しく勧められて借りてきての読了。クリスマスにはジンジャーブレッドを焼き、雪が積もれば橇遊びをして、エイプリルフールにはウソをつきあって楽しむというのはおそらく今も健在。大晦日、溶かした鉛が固まる形を見て翌年を占ったり、復活祭には「水曜日のはり札」をつくってはしゃいだりっていうのはどうなんだろ?今もするのかな? 田舎暮らしの子ども達が素朴な暮らしの中でなにをどんな風に学んでいくのかを教えてくれる優しく、ときに愉快な物語でした。2019/06/19
とおる
1
しょうが入りクッキーが食べたいしカステラを焼きたい。2018/03/13
たかはし
1
ケストナーもリンドグレーンも、何冊読んでも感想は「子供のときに読みたかった」。だからといって、せっかく出会えたのに嘆いてばかりいたら勿体ない。いつも平和なやかまし村。そこに生きる人びとの心の豊かさを、学びたい。2018/01/08