出版社内容情報
繰り返される空襲とその後の市街戦により、街は容赦なく破壊された。生き残った人びとは新しい生き方を模索するが、長く続いたナチの支配と戦争は、街にも人の心にも深い傷を残しており……。ドイツの敗戦とその後の混乱を、ナチ体制下で育った少女エンネの目線でつづり、それぞれの人生の変転を描く。大河群像劇完結編。
内容説明
ナチの支配が終わり、ソ連軍の占領がはじまった。生きのびた人びとは人生を立て直そうとするが、街にも人の心にも深い傷が残され…。敗戦とその後の混乱を12歳のエンネの目線でつづり、それぞれの人生の変転を描く。3部作完結編。中学以上。
著者等紹介
コルドン,クラウス[コルドン,クラウス] [Kordon,Klaus]
1943‐。ドイツの作家。ベルリン生まれ。東西ドイツの分裂後は、旧東ドイツの東ベルリンに育つ。さまざまな職業を経たのち、貿易商社につとめ、インド、インドネシア、北アフリカを訪れる。1972年、西側への逃亡に失敗し、1年間拘留される。独居房での5か月を、頭のなかで小説を書くことで生きのびたという。西ドイツ政府によって73年に釈放されると、その後、西ベルリンに移住した。1977年にインドネシアを舞台とする『タダキ』でデビュー。評伝『ケストナー ナチスに抵抗し続けた作家』でドイツ児童文学賞受賞。『ベルリン1933 壁を背にして』で、銀の石筆賞受賞
酒寄進一[サカヨリシンイチ]
1958年生まれ。翻訳家。和光大学教授。上智大学を卒業後、ケルン大学、ミュンスター大学に学ぶ。ドイツの児童文学やファンタジー、ミステリなど幅広い作品の紹介を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつ
ケイトKATE
しゃん
ぐみべあ
かもすぱ