岩波少年文庫<br> ベルリン1919―赤い水兵〈上〉

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岩波少年文庫
ベルリン1919―赤い水兵〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 348p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784001146219
  • NDC分類 K943
  • Cコード C8397

出版社内容情報

戦争が終わり、皇帝はいなくなった。新しい時代を夢見た人びとは、よりよい明日を求めて戦うが……。一九一八年から一九一九年にかけての冬、ベルリンの貧しい地区で育った少年ヘレは、失敗に終わった革命を目撃する。二十世紀前半のベルリンを舞台に、激動の時代の転換期を労働者一家の目線でとらえた傑作三部作、第一巻。

内容説明

1918年冬、ドイツ帝国下のベルリン。戦争がはじまって4年が過ぎ、貧しい労働者一家の息子、ヘレはいつもお腹を空かせていた。だが水兵たちのストライキをきっかけに、ついにベルリンでも平和と自由をもとめるデモがはじまり…。中学以上。

著者等紹介

コルドン,クラウス[コルドン,クラウス] [Kordon,Klaus]
1943‐。ドイツの作家。ベルリン生まれ。東西ドイツの分裂後は、旧東ドイツの東ベルリンに育つ。さまざまな職業を経たのち、貿易商社につとめ、インド、インドネシア、北アフリカを訪れる。1972年、西側への逃亡に失敗し、1年間拘留される。西ドイツ政府によって73年に釈放されると、その後、西ベルリンに移住した。1977年にインドネシアを舞台とする『タダキ』でデビュー。以来、数多くの児童書やYA作品を発表する。評伝『ケストナー―ナチスに抵抗し続けた作家』でドイツ児童文学賞受賞。『ベルリン1933―壁を背にして』で、銀の石筆賞受賞

酒寄進一[サカヨリシンイチ]
1958年生まれ。翻訳家。和光大学教授。上智大学を卒業後、ケルン大学、ミュンスター大学に学ぶ。ドイツの児童文学やファンタジー、ミステリーなど幅広い作品の紹介を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

58
第一次世界大戦終戦前後のベルリンを子どもの視線で描いている。革命へと向かう緊迫感、生活苦などが生々しく描かれ、児童向けの作品なのにかなり難しく厳しい内容。2024/09/25

ヘラジカ

47
詳細な感想は追って下巻に。前々から気になっていた作品だが、まさか岩波少年文庫のラインナップに入るとは。単行本の表紙からなんとなく『人生と運命』級の重い大作と勘違いして尻込みしていた。ちなみに原書改訂により邦訳も手直しが入っているらしい。2020/02/16

みつ

38
ロシア革命の時代を扱った『ドクトル・ジバゴ』に続き、同時期のドイツが舞台の岩波少年文庫を手に取る。主人公は貧しい人々が暮らす集合住宅に住む13歳の少年ヘレ。父親は右腕を失って戦地から戻り、友人の父は筆禍で投獄中。少女たちは衛生状態の悪い部屋で結核に罹患している。今で言う第一次世界大戦はドイツの敗北で幕を閉じ帝政も終わるが、新しい政治の主導権争いが武力闘争にまで至る。60年前の三月革命の苦い回想や鞭を振るう教師への反発、尊敬する教師が語る植民地でのバントゥー人への弾圧も織りまぜながら、混乱の時期が描かれる。2024/12/07

kawa

36
第一次大戦終了直後のベルリンにおける社会革命運動の様子を描く。この内容で、中学生対象児童書の範疇にするドイツの事情に驚く。内容は非常に興味深いのだが、児童書故か、平板な描き方の展開が続きページを捲るのに苦戦。下巻の展開を期待。2022/02/19

特盛

30
評価は下巻後。ベルリン3部作として、WW1終了前後の1919、ヒトラーが政権を取るタイミングの1933、WW2の最終局面のベルリンの社会を描く作品。皇帝を追い出して、ワイマール共和国建国をシャイデマンが建国宣言したとあっさり記憶していたが、その裏にこんなドラマがあったとは。戦火の苦しい生活や革命後の血の闘争がリアリティでもって子供の純粋な目を通し語られる。歴史は細かい話を全て捨象するが、生きるとは細かい混沌のうちにあることだ。自分は改めてなんて幸せな時代を生きているのか、彼我の違いは偶然性だけだなと思った2024/03/12

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